« 2005年4月 | トップページ | 2005年6月 »

2005年5月

2005/05/29

CDのリッピングをしようとしてハマる

今月のPC-JAPANの「Linuxマスターへの道」に、CDをリッピングしてMP-3ファイル等を作成する方法が載っていました。
今は、Windowsの Exact Audio Copy&LAME という環境でMP-3ファイルを作成していますが、Linuxでもやってみたいな、と思い、挑戦してみました。
そんなに難しそうじゃなさそうだし・・・。

WAVEファイルをMP-3ファイルにエンコードするのに、PC-JAPANでは 午後のこ~だ を使っていたのですが、WindowsでLAMEを使っているからLAMEを入れようと思いました。
で、ソースからコンパイルしようとしたんだけど、make時になんかエラーが出てるみたい・・・。
原因は良くわからず、このままインストールするのも怖かったので、雑誌のとおりに 午後のこ~だ をインストールすることにしました。(汗)

午後のこ~だは、ソースからコンパイルするようですが、そんなに複雑じゃなさそうです。
make時にnasmを使用するので、まず アプリケーション→システムツール→synaptic からsynapticを起動して、nasmのRPMパッケージをインストールしました。
その後、午後のこ~だを、ソースからインストールしました。
tar xzvf petit313.tgz
cd ./petit313
./configure
make
make install
と、普通にインストールすればOKでした。
ちなみに、make testをすると、なんかエラーが出てた感じですが、雑誌がOKって言ってんだから大丈夫だろうということで、そのまま続行しました。(汗)

エンコーダのインストールが終わったので、アプリケーション→マルチメディア→Grip からGripを起動して設定しました。
まず、切り出しツールにcdda2wavを使います。
エンコーダーで、 gogo を選択します。
以上で基本的な設定は終わり。

で、試しにCD入れて切り出し&エンコードをしてみました。
が、すぐにCDのトレイが開いてCDが出てきてしまうのです。
????なんで???

~/mp3フォルダが作成されていて、なにか作業をしようとした形跡はあるのですが、肝心のMP-3ファイルが見つかりません。
切り出しツールの問題かな?と思って、cdparanoiaのRPMをインストールしたりしましたが、こちらは「切り出しツールの設定ができていません」というエラーが出てうまくいきませんでした。
やはりgogoのmake testのエラーを無視したのがいけないのかな?

cdda2wavがちゃんと機能しているのか確かめる為に、/usr/bin/cdda2wavを探したのですが、見つかりません。
げげ!?もともとインストールされているものじゃないの???
rpm -qa | grep cd
で探してみましたが、cdrtools~みたいなのがヒットするだけで、cdda2wavは、やはりありませんでした。

そんなわけで、synapticでインストールしなおそうとしましたが、cdda2wavってなパッケージは見つかりませんでした。
う~ん・・・なんか訳わからなくなってきた・・・。

ネットで調べた所、Fuji Staff IT の 「フッキーのLinux体験記第14回 MP3に挑戦」にヒントがありました。

-----引用
「cdda2wav」は現在 cdrecord の中に一本化されたようだ・・・と言う情報を得たので、Vine Plus サイトで検索してみると...実に大当たり。

と書かれているではないか!
なに~、別のパッケージ名で入ってるのか!?
もう一度、今度は
rpm -qa | grep cdda2wav
と検索したところ、
cdrtools-cdda2wav-~
と言う名前でちゃんと検索されていました。(汗)
見落としていた・・・。

そんなわけで、synapticからインストールしようと試みたところ、
なんと既にインストールされているではないか!
そんなばかな!
Gripはあいかわらず動きません。さっき、/usr/binにcdda2wavが無いことも確認したし・・・。
ちょっと待った。じゃあ、既にインストールされたcdda2wavはどこにあるんだ?
今度はrootでログインして、/usr/binを探したところ、cdda2wavがいました!
なんと、パーミッションがユーザー(root) とグループ(なんだったけな?cdwraiteみたいな感じだった)のみ実行可能になっているではないか!
synapticからcdrtools-cdda2wav-~パッケージを再度インストールした所、パーミッションが一般ユーザーも使える正常な状態になりました。
グループもrootになってる(笑)

その後、Gripを起動すると、正常にMP-3ファイルを作ってくれるようになりました。

う~ん、なんでパーミッションがおかしかったんだろう????

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/18

よく使うのによく忘れるLinuxコマンド

個人的にしょっちゅう使っているのもかかわらず、いつも使い方を忘れてしまうLinuxのコマンドです。
思い出したら追加します。


コマンドからプロセスを表示する
ps -C コマンド名


RPMパッケージ情報の表示
$ rpm -qa | grep パッケージ名
q・・・queryオプション パッケージの問い合わせ
a・・・全てのインストール済みパッケージの問い合わせをする。


スクリプトファイルの実行
source ファイル名
. ファイル名 と同じ


tar.gz アーカーブファイルの解凍
tar -xzvf ファイル名

ディレクトリから tar.gz アーカーブファイルの作成
tar -czvf ファイル名 ディレクトリ

x・・・アーカイブからファイルを取り出す
c・・・新規にアーカイブを作成する
z・・・gzipで圧縮、解凍を行う
v・・・処理したファイルを一覧表示する
f・・・アーカイブのファイル名を指定する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/03

Sambaでファイルを共有する

ファイル共有というからにはファイルを共有したいわけで、Sambaで他のユーザーとファイルを共有させる設定です。


そのためには、まず、共有するためのグループが必要です。
groupadd kyouyuu
とコマンドを打つと、kyouyuu というグループができます。

で、ユーザーをこのグループに追加すればよいのですが、ここで注意があります。
usermod -g kyouyuu ユーザー名
としてユーザーのグループを変更してしまうと、プライマリグループがkyouyuuというグループになってしまい、ユーザー自身のグループとは別グループになってしまいます。
usermod -G kyouyuu ユーザー名
とするとセカンダリグループを設定できるのですが、追加ではなく設定なので、そのユーザーに追加するすべてのグループをカンマ区切りで記述する必要があります。
既に、セキュリティーの設定などで何らかのグループに所属している場合、そのグループから抜けてしまう可能性があります。

そんなわけで、ユーザーを追加する場合は、
/etc/group ファイルを直接編集するのがいちばん簡単だと思います。
編集する前に、
cp /etc/group /etc/group.BACK
とかでもして、念のためバックアップを作っておきましょう。

/etc/group ファイルをviエディタなどで開くと、グループがずら~っと並んでいて、最後に先ほど作成した共有用のグループがあります。そこの末尾に、ユーザー名を追加します。ユーザーが複数いるときは、カンマ区切りで書き込みます。


グループができたら、共有するディレクトリを作成します。
場所はどこでもいいのですが、私は/home/kyouyuuを共有用のディレクトリにしています。
mkdir /home/kyouyuu
とでもしてディレクトリを作成したら、
chgrp kyouyuu /home/kyouyuu
として、/home/kyouyuu の所有グループをkyouyuuグループに変更します。
chmod 770 /home/kyouyuu
として、kyouyuuグループに/home/kyouyuuの権限を与えると共に、他のグループの使用を不可にします。


次に、Sambaの設定を行います。
SWATにrootでログインします。
SHARES アイコンを選択します。
「ファイル共有の選択」部分のドロップダウンの public を選択すると、複数ユーザーで共有するための設定ができます。
ちなみに home は、前回設定した、各ユーザ専用の設定を変更できます。

「詳細表示」というのを押すと、項目が増えて、詳細項目の変更ができるようになります。
基本オプションの「path」という所が共有するディレクトリなので、そこを/home/kyouyuu に変更します。
セキュリティオプションの「read only」がYESになっているので、NOにして書き込み可能にします。
「read list」「write list」に、@kyouyuu と記入して、kyouyuuグループのみ使用できるように設定します。
「変更を反映」ボタンを押して、変更を設定ファイルに反映させます。

これで、設定は終了です。
SWATのSTATUSアイコンからSambaを再起動させると、kyouyuuフォルダが共有されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005/05/02

Sambaの設定

SWATにrootでログインすると、Sambaの設定ができます。

画面上にあるアイコンから、地球マークの「GLOBALS」を選択すると、Samba全体の設定ができます。
ヘルプがけっこうしっかりしているので、ヘルプを見れば、なんとなく設定の内容も解るのではないかと思います。と言っても、専門用語が多いですが。(汗)
基本的に、設定はデフォルトでOKなはずです。
変える必要があるのは workgroup ぐらいです。
workgroup を、Windowsのワークグループ名に変更します。
変更後は、「変更を反映」ボタンでSambaの設定ファイルに設定を書き込みます。

これで、ユーザー自身のホームディレクトリがそのユーザーのみ、WindowsとLinux間で共有できる設定になりました。
ただし、Sambaのユーザー設定がまだなので、ユーザーの設定を行う必要があります。
Windowsで使用しているユーザーがLinuxに存在しない場合、ユーザーを作成する必要があります。

ユーザーの追加には、useradd ユーザーパスワードの設定には、passwd コマンドを使います。
コマンドの使い方は、Linuxのコマンドの使い方のページ(日経LinuxのLinuxコマンド集など)を見るといいと思います。
また、VineLinux3.1では アプリケーション→システムツール→ユーザーとグループの管理 という所から、GUIでユーザーとグループの作成ができます。


Windowsのユーザーと同じ名前のユーザーをLinux上に作成したら、SWATの一番上のアイコンの「PASSWORD」を選択します。
「ローカルマシンのパスワード管理」に、ユーザーとパスワードを入力して「新規ユーザー追加」を押すと、ユーザーが追加されます。
その後、ユーザー名に先ほど入力したユーザーが表示されている状態で「ユーザーの有効化」を押して、ようやくそのユーザーをSambaで使用することができるようになります。

設定が終わったら、SWATの「STATUS」アイコンをクリックして、「すべて起動」を押すとSambaが動いてユーザーのhomeディレクトリにアクセスできるようになります。


インストール時に起動スクリプトもインストールされているので、
chkconfig smb on
とコマンドを打つと、VineLinux起動時にSambaが起動します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

SWATの設定をする

Sambaのインストール後、設定を行いますが、設定には一緒にインストールしたSWATを使いますのでまずはSWATの設定を行います。
SWATをインストールするとセキュリティ対策のため、SWATに接続できるホストがローカルホストのみに自動設定されます。
インストールしたLinuxからしか使用しない場合はこれでもOKなのですが、SWATはWebブラウザで使用するアプリケーションなので、普段使っているWindowsのIPアドレスを使用可能にしておくと、Windowsから設定できるので便利です。

/etc/hosts.allow ファイルを、vi などのテキストエディタで開いて修正します。
swat:接続を許可するアドレス
と書けばOKです。
複数指定するときは、
swat:192.168.1.2 192.168.1.3
みたいにスペース区切りで書けばOKです。
また、
swat:192.168.1.0/255.255.255.0
のように、サブネットマスクを付けて許可範囲を指定することも可能です。

以上で、設定したIPからSWATに接続できるようになります。

Webブラウザから
http://LinuxのIPアドレス:901/
とすれば、SWATに接続できます。
接続時、パスワードの入力を求められますが、ここではrootのパスワードを入れます。
間違って一般ユーザーのパスワードを入力すると、しばらくSambaの設定ができなくなります。(汗)
そんな時は、違うIPから接続しなおせば再度パスワードの入力ができます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年4月 | トップページ | 2005年6月 »