玄箱を組み立てる
そんなわけで、玄箱を組み立ててみました。
箱を開けると、中には 本体と、セットアップ用のCD、解説書1枚 が入ってました。
この解説書1枚ってのが曲者で、本当に紙切れ1枚です・・・。
え~。普通、なんかこう、使い方とか設定の仕方とか、数ページのマニュアルが入っているものじゃないですか。
そういうの、一切無し!
なんたって玄人志向だからな!!
とりあえず、その解説書を頼りにしつつ組み立てました。
本体を開けるのは、解説書どおりにやれば簡単でした。
ハードディスクの取り付けも、ま、パソコンにハードディスクを取り付けるのと似たようなものです。
開けた状態。
すごくシンプルな作りです。
基板。
ここにPowerPC(MPC8241)の266MHzが載ってます。
さて、問題は、組み立てです。
解説書には「取り外しと逆の手順で組み立ててください。」としか書いてないのだ。(汗)
なんたって玄人志向だからな!!
本体開けた時に、なんか透明のプラスチックの部品が落ちてきたのだけど、これ、どこに付いてたのだ???
解説書を読んでみると、どうやらそれは「レンズ」らしくて、写真をよ~く見ると、かろうじてどこに付くものか解りました。(でも透明だから見難い)
こいつが「レンズ」と呼ばれる所以は、ネットワークやハードディスクのアクセスランプ用のダイオードが基板に直付けされているため、その光を前面まで持ってくる為に使っているからです。
でも、誰もこの部品の形を見てレンズと気付く人はいないだろう・・・。
組み立ての最後に本体を閉めなくてはいけないのですが、ここでちょっとハマりました。
本体が閉まらないのです。(汗)
何度か閉めようと挑戦した挙句、ハードディスクを固定する金属の板がひっかかってうまく閉まらないことに気付きました。
金属に、ちょっとしたでっぱりがあり、これを本体に差し込まないと閉まらないのです。
そんなことはもちろん解説書に載っていません。
そんなこんなで本体も閉まり、完成!・・と思ったのですが、なんかネジが1本余ってるんですけど。(汗)
ハードディスクを固定するためのネジの予備か?とも思ったのですが、長さが違います。
どこに付けるんだ?と思ったところ、背面にネジ穴がありました。
しかも、「電源に近いから危険」みたいなことも書いてあります。(汗)
だから、あえて解説書に載せなかったのかな?
ネジの1本無かろうが、NASの性能に問題無いだろうし。
とか思いつつも、やっぱり閉めときました。
これ、本体開ける時にここのネジがあることを忘れると、本体を破壊するよな。(汗)
と思ったので、解説書に、「背面にネジあり」と書き込んでおきました。
もちろん解説書にはそんなこと一言も書いてありませんから。
なんたって玄人志向だからな!!
以上で組み立ては終了です。
あとはセットアップ用のCDを入れて実行するだけです。
解説書通りにやれば、サーバのソフトウェアがインストールされて、NASとしての機能が実現されます。
で、「使用方法」を読むと、
「コンピューターの検索」で「KURO-BOX」を検索して見つかったらネットワークドライブに設定する。
ええ~!? これだけなんですか?せめてワークグループとか変えられないんですか?
そんなはずは無い!と思い、ネットで調べたら、いろいろと出てきました。
ブラウザからちゃんと設定できます。(笑)
そんなことは解説書には載ってません。
かろうじて、「Web管理者」のパスワードのみ載ってます。
「Web管理者」って何ですか!?
そういえば、玄人志向のページで、Webから設定する時のログインパスワードが解らなくて、他の人から「説明書ぐらい読め!」と怒られている人がいっぱいいました。
そうそう。せめて説明書ぐらい読まんかい!と思ったのですが、それにしても質問が多すぎます。
何故かと言うと、パスワードの入力に失敗すると、
パスワードエラー
管理者パスワードが一致しません。
次のことを確認して下さい。
・「ユーザー名」は"root"と入力して下さい。
・「パスワード」は設定したパスワードを入力して下さい。
(出荷状態では設定されていません)
・入力できる文字は半角英数字のみです。
って表示されるからです。
「出荷状態では設定されていません」だって????
出荷状態で設定されてるし!!
・・・やっぱ玄人志向、恐るべし!
というか、これって、玄人とかそういう次元の問題じゃ無いような気がするんですけど。(汗)
「Web管理者」ってのが、Webで設定する時のユーザーなんですが、もう1人ユーザーが書かれています。
「コンソール管理者」です。
コンソールなんですか!!
玄箱が他のNASと決定的に違う点は、TELNETで繋げてしまう点なんです。(笑)
なんでNASにコンソールがいるねん!!(笑)
ま、はっきり言って、コマンド打ち放題なわけです。
つまるところ、玄箱の中身って実はLinuxなわけで、LinuxでSambaを使ってファイル共有を実現しているだけなんです。
コマンドが打てるということは、他のアプリケーションのインストールができてしまったり、とにかくやりたい方題なわけです。
ネットで調べると、みんな改造しまくりです。(笑)
CPUがPowerPCだから、PowerPCで動くLinuxも動くわけで、DebianとかVineとかがインストールできちゃうみたいなんです。(かなり難しいそうだが)
そうなると、もう玄箱はNASじゃなくて、立派なサーバですよ!
事実、Apache入れたり、メールサーバにしたりしてる人がけっこういます。
そんなこんなで調べてると、玄箱に関する書籍も3冊ほど出ていることに気付きました。
その中で、「玄箱の本」てのが評判いいようで、早速、買いに行ってきました。(笑)
初代玄箱ではなく、玄箱/HGを対象に書かれているってのも、この本にした理由です。
かなり高度なことが書いてあるのですが、その高度なことをする為のバイナリ入りCDが付いてくるので、簡単にできるそうです。本当に基本的なLinuxの知識は必要ですけど。
その分、込み入った仕組みなどは書いてないので、実際何が起こっているのかはさっぱり不明です。(汗)
お気軽に玄箱の実力を試したい人にはいい本だと思います。
Webサーバにしたり、CDのリッピングをしたり、RAID組んだり、無茶してます。(笑)
この本読んで気付いたのですが、玄箱のUSBに、そのままではUSBのハードディスクを付けられないんですね。(汗)
てっきりできるものだと思ってました。
じゃあ何の為のUSBやねん??
Webの設定画面から「http://玄箱のIP/cgi-bin/usb.cgi」って打つと、何故かUSBの設定画面が出てくるのですが(汗)、この画面からは設定できないのかな?
murasakiの設定などをすると、使えるようになるそうなんですが、素人にはわかりませんて。
なんたって玄人志向だからな!!
このUSB、普通のUSBだから、その気になればいろ~んな物が引っ付きます。
「玄箱の本」ではUSBサウンドデバイスをひっつけて、MP3流したりしてるし!!
うお~!!玄箱、極める価値ありだぜ!!
と思いつつ、冷静に考えてみたらNASの為に買ってるのに、明日からWebサーバになりましたとか言ったら、嫁さんにシバかれるな・・・。と思いました。
そういうのは普通のLinuxマシンでやればいいんだし・・・。
というわけで、我が家の玄箱君は、現在普通にNASとして活躍しております。(笑)
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