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2005年11月

2005/11/06

東芝HDDレコーダーRDシリーズからVineLinuxへダビングする

我が家のHDDレコーダーは東芝のRD-XS37です。
東芝のRDシリーズにした理由は、パソコンから設定などができるからです。
フォルダ名などの入力に、リモコンから入力するのはうんざりするし・・・。

しかも、VirtualRDってなフリーソフトを使うと、HDDレコーダーに録画した動画をパソコンに保存できてしまうのです。
そんなわけでVirtualRDをインストールしてみたのですが、何故かウイルスバスターとの相性が悪く、うまく動いてくれません。
RD-XS37から私のPCが見えないようなのです。
嫁さんのPCではうまくいくので、原因不明です。
私のパソコンは他のソフトでもウイルスバスターとの相性が悪いことがしばしばあり、トレンドマイクロにも調査をお願いしているのですが、今のところ全然解決していません。(っていうか、迷宮入りか?トレンドマイクロ!?)

嫁さんのパソコンにできてオレのパソコンではできない、そんな理不尽があっていいのか!?
と思い、いろいろ手を尽くすことにしました。

現在、実験用パソコンにWindows98とVineLinux3.1がデュアルブート環境でインストールしてあります。
こいつのLinuxで使えればいいのですが、VirtualRDはWindows用のソフトなので使えません。そこでWindows98を使うことにしました。
こいつにはファイアウォールとか無いし大丈夫だろう。
で、VirtualRDをインストールしたのだけど、うまくいかない・・・。
どうやらWindows98で使用するには、「137/udpをbindする」設定にする必要があるようで、この設定にする場合はファイル共有を使用しない設定にしておかなければいけないようです。
VirtualRDのページを参考に設定したところ、うまくいきました。
が、普段ファイル共有を使用しているし、VirtualRDを使用するときだけファイル共有を使用しない設定に変更し、また元に戻す・・・ってなことをやるのは非常に面倒です。

もっといい方法がないかな~と思った所、VirtualRDのページのリンクに、「RDService Java版のRD→PC(Windows/MacOS/Linuxなどで使用可能) 」ってなのを見つけました。
おおおお!?Linuxで使えるソフトがあるのか?
もしそれができるなら、願ったり適ったりです。

RDServiceのページを見てみたところ、Mac用に作られているが、Javaで作っているのでLinuxやWindowsでも動く、とのこと。
RedHat7での動作実績はあるようです。
RedHatで動くならVineでも動くだろうってな安直な考えで、試してみることにしました。


以下、実行したコマンドです。
※オリジナルの起動用のシェルスクリプトではsudoコマンドを使用して一般ユーザーで実行できるようにしていますが、sudoの設定をしておく必要があります。
 私のやり方では、起動スクリプトを書き換えてrootユーザーのみが実行できるように変更しています。

私の環境
VineLinux3.1
Java J2SE 5.0 Update 5
Javaのランタイムがインストールされているのが前提です。
javaコマンドが実行できるように、パスを通す必要があります。
Javaのインストールは「Linuxで自宅サーバ」の「Java環境の設定」が大変解りやすいです。

○インストール
/tmp にダウンロードしたとして、
rootでログイン
適当なディレクトリに移動します。(ここでは/usr/local/src)
cd /usr/local/src
解凍します。
mv /tmp/RDService_1.0b3.zip ./
unzip RDService_1.0b3.zip

解凍したディレクトリを適当なディレクトリ(ここでは/usr/local/sbin)にコピー。
cd /usr/local/sbin
cp -r /usr/local/src/RDService ./

○起動シェルスクリプトの書き換え
cd ./RDService
念のため、起動シェルスクリプト(RDService)のバックアップを作っておく
cp RDService RDService.BACK
間違って実行すると危ないので、バックアップから実行権限を除いておく
chmod a-x RDService.BACK
起動シェルスクリプトの書き換え
vi ./RDService

以下のように記述
#!/bin/bash
java -jar ${0%/*}/RDService.jar -s -p 5500:5509 -d /home/kyouyuu/movie $@

※-d には、ダビングしたファイルを置くディレクトリを指定


○FTPサーバが停止していることを確認
/etc/init.d/proftpd status
proftpdは停止しています

※起動している場合は停止させる
 /etc/init.d/proftpd stop
 また、起動させるときは
 /etc/init.d/proftpd start


実行方法
rootで
cd /usr/local/sbin/RDService
./RDService

RDServiceが起動し待機するので、HDDレコーダーからダビングする。

停止する時は、Ctrl+C キーを押します

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Webサーバマシンを購入

Webサーバー、いちおう復活しましたが、今回は復旧にかなり時間が掛かってしまいました。
いままでもたびたび不安定になることがあったので、このWebサーバもそろそろ引退かな・・・。と思ったりしてました。

嫁さんに相談したところ、嫁さんはもともと早くFMVを処分したかったこともあって、新しいWebサーバ用PCを買うことに賛成してくれました。
でも、費用はオレ持ちだけどね。(T_T)
ま、オレのお遊びマシンなわけだし。


で、そうとなれば買うマシンを探さないといけないのですが、実は既にお目当ての品があったりするんです。
以前、NASを買いに秋葉原をさまよった時に(結局玄箱を買ったのでした(笑))、サーバになりそうないいマシンを見つけていたのです。

場所は、ETSの3号店
このお店、すごく小さいのですがいろいろと掘り出し物が見つかります。

○お目当ての品 その1
COMPAQ DeskPro
このパソコン、コンパクトかつ静音です。
以前仕事場で使っていたマシンがこのマシンのため、スペックや使用感も解っているので安心です。Linuxが簡単にインストールできるのも実験済み。
このマシンのPentium3 700M近辺があれば買おうと思っていたのですが、その日はCeleronの600Mぐらいのしか無くて諦めました。

○お目当ての品 その2
RICOH FC1000
はっきり言って、謎のマシン。RICOHってパソコン作ってたんですか??
でも、非常にコンパクトで、「非常に静か。マニアはサーバに使うそうです」という張り紙が!!
まさにオレに買ってくれ!と言わんばかりのPCです。
物欲しげに眺めてたら、店員さんに「このマシンはサーバに最適ですよ!」と言われ、その売り文句で買ってしまいました。(笑)


そうです。買ったマシンはRICOHのFC1000です。
600Mと800Mがあり、600Mは値段も破格に安かったのですが、せっかくなので800Mにしました。
嫁さんが値切ったおかげで(笑)12000円で買うことができました。
OSもキーボードもマウスも付いていないのですが、OSはLinux入れるし、キーボード&マウスは切り替え機を使うのでいらないし、全然問題なし。
店員さんも「Linuxを入れて使う人も多いみたいですよ」とのことで、インストールも問題無いっぽいです。

家に帰ってから中を見てみたのですが、大変小さいマシンなだけに、基板も独自仕様です。LANカードも独自仕様っぽいのには驚きました。
ハードディスクは最大2つ積めますが、今は1つのみ積んでいます。
PCIスロットも1つ空いています。
RICOH_FC1000

作り的に良くできているな、と思ったのが電源の位置で、CPUのファンの向かい側に電源があるんです。
ファンから出てきた熱をそのまま電源が吸い取って排気する仕組みになっています。

ネットで調べても、このパソコンの情報ってあまり無いんですよね。
どうやら、組み込み用のクライアントであったり、開発機材のクライアントであったりといった目的のために作られたようで、一般用に販売されたマシンじゃないようなんです。

いちおう、判ったスペックです。
・CPU Intel Pentium3 800M Coppermineコア
・メモリ 250M
・HDD Fujitsu MPF3204AT 20GB
・CD-ROM
・FDD
・グラフィックボード ATI 3D RAGE LT PROか? ビデオRAM4M?
・10/100BASE-TX
・シリアル×1
・パラレル×1
・USB×2
・PCIスロット×1

グラフィックは貧弱ですが、これぐらいのスペックがあればGUIでも十分動くし安定しそうです。
満足!

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2005/11/04

Webサーバが壊れる

我が家のWebサーバが壊れました。(T_T)

我が家のWebサーバは、
FM_V DESKPOWER5120D5 DPSX にK6-2の350Mを載せたマシンです。
FM_V


メモリが96Mで、OSがVineLinux
元々ベースがWindows95時代のマシンなわけで、かなり御老体に鞭打って稼動していたわけです。
非常に不安定でよく固まっていたのですが、再起動すればまた復活していたのでそのまま使っていました。

ところが先日、固まった後に再起動しようとしても起動しなくなりました。
Linuxの起動中にエラーが出て止まってしまうのです。
ブート後に、以下のエラーが・・・。

read-super-block: can't find a reiserfs filesystem on (dev 03:02, block 16, size 4096)
read-super-block: can't find a reiserfs filesystem on (dev 03:02, block 2, size 4096)

kernel panic: UFS: Unable to mount root fs on 03:02

ってな感じだったと思います。

カ、カーネルパニックですか!?
しかもなんか root に mount できないようで・・・。
これってむっちゃヤバい系のエラーじゃないですか?

ネットでいろいろ調べてみたところ、ドライバが読めなかったりした際に出るエラーのようです。
起動時にまずBIOSがハードディスクをBOOTするのですが、その後処理をカーネルに渡し、その後はカーネルがドライバを読み込んでハードディスクを起動するそうです。
BOOTはできているので、ハードディスク自体は認識できているみたいです。
もうここまで来たら、私の知識ではどうにもなりません。

再インストールするか・・・。
その前に現在のデータの救出だけはしておこうと思って、ハードディスクを取り出し別のLinuxパソコンに取り付け、mountしようとした所、マウントできません。まじっすか!?
bootのパーティションはmountできるので、ハードディスクは問題無いようですが、rootをmountしようとすると、ファイルシステムが違うと言われてしまうのです。
bootもrootも同じ ext3 だってば~。(T_T)

ま、バックアップは毎月取っているので、データを救出できなくてもダメージは少なそうです。
バックアップのありがたみを思い知りました。


そんなわけでOSの再インストールをしたのですが、ここで問題の原因が判りました。
ハードディスクにパーティションを切ろうとした時に、既存のパーティションが見えるのですが、root のパーティションのファイルシステムが、「Linux standard」だったか、見たことの無いものになってました。
ま~、要するにパーティションが破壊されていたわけです。

そんなこんなでLinuxのインストールも終わりました。
後は、Webを復元するのみです。
私はこの非力なWebサーバに、ApacheとPostgreSQLとTOMCATを使用しています。(汗)
PostgreSQLを設定して、Tomcatをインストールして、Apacheを設定して、OKと思って実行したところ、なんとデータベースにつなげません。(T_T)
データベースの接続に、JNDIからJDBCデータソースを使用して接続しているのですが、WebアプリケーションのWARファイルをアップしてもうまく接続してくれないのです・・・。
TOMCATのAdministration Toolで設定しようとしたのですが、うまくいきません。
そういえば、JNDIの設定は、
CATALINA_HOME/conf/Catalina/localhost
にあるWebアプリケーションごとのXMLファイルから設定したな、と思って探してみたのですが、今回デプロイしたアプリケーションのXMLファイルが見つからないのです。

TOMCATを5.0.14から5.5.12に変えたのですが、それがいけなかったのかな?
どうなってんだ???と思ってネットで調べた所、案の定設定ファイルの書き方の仕様変更がいくつかあったようです。
JNDIの設定記入方法も変わってました。
ちょっと簡単にはいかないな・・・。と思ったので、とりあえずJAVAのソースを書き直して、JNDIを使用せずに直接ソース内でデータベースを接続するように変更しました。

なんか一部バグが残ったりしてますが、とりあえず元の状態には復元できたようです。
LANカードの不調などが重なり、この作業に2日費やしました。(T_T)

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