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2006年9月

2006/09/17

KNOPPIXをUSBメモリから起動する

前回、USB-KNOPPIXを使用するで KNOPPIX 4.0.2 をUSBメモリから起動しましたが、PC-JAPAN9月号にKNOPPIX5.0.1を使った方法が載っていたので、今度はこちらの方法で挑戦してみました。

ハードは、前回と全く同じです。
○インストールした機種
TOSHIBA
libretto U100/190DSB(ノートPC)
○USBメモリ
ELECOM MR-GU2A13BK(メモリリーダライタ)
UMAX SuperMax 1GB(SDメモリカード)


まず、USBメモリのパーティションを2つに分けます。
・・・・って、USBメモリってパーティション分けれるんですか!?
起動させるだけならパーティションを分ける必要は無いのだけれども、同じUSBメモリにKNOPPIXの設定などを保存するなら、パーティションを分けると、起動側とは違うパーティションを書き込み可能でマウントできるそうです。
そういえば、前回試した時はパーティションを分けていなかったから、KNOPPIXの入ったUSBメモリにデータの保存が出来ませんでした。

そんなわけで、USBメモリのパーティションを分割します!
記事には、メーカーサポート外なんで自己責任で!みたいな脅し文句が書かれていますが、KNOPPIXをUSBメモリ化しようなんて人には馬の耳に念仏でしょう。

KNOPPIXをCDから普通に起動し、USBメモリを挿すと、認識してくれます。
「システム」→「QTParted(Create, reorganize and remove partitions)」ってのを起動します。

USBメモリは、だいたい /dev/sda にあると思います。容量などで確認できると思います。
USBメモリのパーティションを右クリック、「削除」でパーティションを削除してしまいます。
次に、パーティションを右クリック、「新規作成」で、パーティション作成のダイアログが開きます。
「Primary Partition」「fat16」を選択。KNOPPIXインストール用のパーティションは、800MBぐらいあると良いそうです。
KNOPPIXをインストールするパーティションには、パーティション選択→右クリック→「アクティブに設定」を選択しておく必要があります。
残りのパーティションも同じようにfat16で作成します。
画面左上のフロッピーディスクのアイコンをクリックすれば、パーティションが作られます。


前回の方法は、USB-KNOPPIXを使用して起動しましたが、PC-JAPANに載っている方法は SYSLINUX を使用して起動する方法です。
http://www.kernel.org/pub/linux/utils/boot/syslinux/
から syslinux-3.20.tar.bz2 をダウンロードします。

KNOPPIXのrootになります
$ su -
syslinux-3.20.tar.bz2 をダウンロードしたディレクトリに移動し、展開
# tar jxpf syslinux-3.20.tar.bz2
展開したディレクトリに入り、syslinuxを実行します。
# cd syslinux-3.20/unix/
# syslinux /dev/sda1
/dev/sda1 は、USBメモリの最初のパーティションのある場所です。

これで、USBメモリのブートローダが書き換わりました。
・・・え? ブートローダを書き換えて大丈夫なんですか!?

・・・気にしないで次に行きます。
KNOPPIXのCDから、以下のファイル、ディレクトリをUSBメモリの第1パーティションにコピーします。
boot/isolinux ディレクトリ以下の全ファイル
KNOPPIX ディレクトリ

あとは、コピーしたディレクトリにある isolinux.cfg のファイル名を syslinux.cfg に変えます。

USBメモリの第1パーティションの中は、こんな感じです。
Usbknoppix
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上で終了です。

おおお!KNOPPIX5.0.1が起動した!
でも、KNOPPIX5.0.1は libretto U100 の無線LANを認識してくれませんでした。
後は特に問題なく使えています。

ちなみにWindowsからUSBメモリを見ると、2つめのパーティションが見えませんでした。(汗)
ま、KNOPPIX専用ということで。

※07/01/06 追記
その後、コメントに書き込んでくださった方の情報などから、Knoppixのインストール先を第二パーティションにした方が、データ用のパーティションをWindowsでも使えて使い勝手が良いことが判りました。
Windowsでは第一パーティションしか見えないんですよ。
現在は、第一パーティションを200M(データ用)、第二パーティションを700M(Knoppix用)、残りを第三パーティション(Knoppixの設定保存用)の3つに分けて使っています。

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