恐怖!ウイルスセキュリティ ZERO
オイラの実家は、未だにアナログ回線です。
モデム使ってます。
電話線です。
ぴ~ひょろ~~ががが~ってやつです。
オレんちは光なんで、オレんちの概念でインターネットを使用すると、大変なことになります。
Google マップなんか使おうものなら、何かするたびに画像の読み込みが始まり、まともに使えません。
50Mぐらいある動画ファイルとかを自宅サーバから落としてもらおうと思っても、一晩でダウンロードできなかったりする・・・。
この状況を打破しよう!ってんで、年末年始実家へ帰った時に、パソコンを大改造することにしました。
ちなみに、言い出しっぺは嫁さんです。ウチの実家とSkypeでテレビ電話をするのが目標なんです。
現在の構成
FMV CE7/857 の基本構成
(WindowsME、メモリ128M、ハードディスク40G)
それを、
OS Windows2000
メモリ 512M
ハードディスク 160G
ってな構成にします。
けっこう大改造です。
実家でハードを載せ換えてOSをインストール。
電話回線のモデム直結のため、Windows Update 前にファイアウォールを入れておく必要があります。
実家は今でも電話回線を使っているとおり、インターネット(というかパソコンも)は超ヌルユーザーです。
ああ・・パソコンがかわいそうだ。
そんな実家で高価なセキュリティソフトはいらんだろう、ってなことで、去年夏に ウイルスセキュリティ ZERO をインストールしました。
いくらヌルユーザーでも今まで何も使ってなかったのはどうよ!?って思ったので。
そんなわけで、インストール済みのWindows2000へウイルスセキュリティ ZEROをインストールし、Windowsアップデートをかけて、一晩放って置きました。
次の日、Update終わってるかな~と思ってパソコンを見ると、ウイルスセキュリティ ZERO がなにやら反応しています。
署名のされていない実行ファイルがインターネットに接続しようとしているが、許可するか?ってな内容のダイアログでした。
ちなみに、覚えているのは algs.exe、winamp.exe ってやつです。他にも5つぐらいありました。
???なんかおかしいな。
決定的だったのが、
hostsファイルの書き換えを許可しますか?ってな内容のダイアログが出ていたこと。
Windows Updateでhostsファイルが書き換わるわけね~だろ!
これは何かが侵入している!
ネットに接続しようとしていたプログラムを調べてみました。
すると、案の定トロイだってことが判明!
F-Secureの関連ページ
hostsファイルも、わざと変更させて中を見ると、ブロードキャストのアドレスが怪しげなアドレスへ変換されていました。
ブロードキャストするたびに、怪しいサーバへパケットを送るということか!?
これ、知らずに起動したら大変なことになるな・・・。
なんでトロイの実行ファイルが入り込んでいるんだ?
ファイアウォールと設定の無断変更監視機能のおかげで事なきを得たものの、これ、トロイに関する知識があったから防げただけのことですよ?
「高価で難解なセキュリティソフトを、少しでも低価格で使いやすくする」という謳い文句で買っている素人の方々は、絶対に「許可」してるでしょう。なんたってWindows Update中の出来事なんで。
しかも、トロイの実行ファイルは動いているわけだし、ファイアウォールやリアルタイムスキャンを越えて何かが入ってきたわけだ。
そもそも、リアルタイムスキャンしてるのか?こいつは???
トロイが起動してしまっている以上、これ以上作業を続けるのは危険です。
再度OSを再インストールしました。
ウイルスセキュリティ ZEROは当てにならんので、嫁さんの持っていたウイルスバスターのライセンスの余りを使ってウイルスバスター2006をインストールしました。
(2007は嫁さんのPC2台でCPUが100%になる不具合を起こしていて、使う気になれないので)
ウイルスバスターは、今までいくつかあった不具合時のサポートの調査や返事がいい加減だったために個人的に嫌いなんですが、基本性能が良いのは確かです。
少なくとも、ウイルスセキュリティ ZEROよりはずずず~~~~~~っと良いです。
「月とすっぽん」と言うことわざで表現するには、すっぽんに申し訳ないです。
案の定、ウイルスバスターをインストールすれば、何の問題もなくUpdateが完了しました。
ちなみに、今まで使っていたWindowsMEは大丈夫だったのか!?と思い、以前まで使っていた40Gのハードディスクを外付けUSBに換装し、Kasperskyでスキャンしたところ何も出てきませんでした。
ある意味、自分からアホなことしない限りウイルスに感染しないWin98系OSは、NT系に比べ非常にセキュアなOSだったのかもしれません・・・。
そんなわけで、ウイルスセキュリティ ZERO は「安かろう悪かろう」の代名詞的ソフトであることが判りました。
薄々気付いてましたが。(笑)
「セキュリティソフトの大改革」を謳うなら、他社と同程度の性能を発揮してから値段の改革をしてくださいな。
とりあえず実家のPCはウイルスバスターを使っておき、ブロードバンド化した際にプロバイダ提供のウイルスチェックサービスを使おう、ということになりました。
値段はちょっと高めですが、素人にはこれが一番判り易くていいだろうと思ったからです。
セキュリティソフトは普段の使用では性能が判らないため、自分に一番合ったソフトを探すのはけっこう難しいです。
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コメント
御存じかもしれませんが、日経パソコンで酷評されてます(w > ウィルスセキュリティ ZERO。
http://blog.nikkeibp.co.jp/pconline/chief/2006/11/fujita1.html
広告出してる雑誌で、こんなこと書かれちゃうんだから本当に「ヤバイ」んだろうなぁ。とか思ったり。
ま、叩いたあとで、ちゃんと提灯記事書いてますけど(w
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20061213/120184/
投稿: 猫又にゃぉ助 | 2007/01/08 22:56
書き込みありがとうございます。
いや~日経パソコンのこの記事は知りませんでした。
他誌でも軒並み悪い評価を出しているのは知っていましたが。
ソースネクストに対する取材記事では、性能についての質問が1つも無いのは気になりますね。
初心者向けに作っていて、インストールは簡単、インターフェースも使いやすい、という所はいいのですが、実際にウイルスに掛かった場合までは初心者向けに作っていない点は非常に気になります。
ウイルスの情報データベースを何も公開していない所からも、実は超上級者向けソフトなんですよね。
近頃のソースネクストのウイルスセキュリティのページからも「性能が良い」というニュアンスの言葉が無くなっていますね。
自分でも認識しているのかな。
投稿: ひろちゃん | 2007/01/09 00:02