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2007/02/05

KNOPPIX5.1.1をUSBメモリから起動する

KNOPPIX5.1.1(日本語版)が先月リリースされました。
ここ最近音沙汰の無かったKNOPPIXだけに、待ってました!といった感じです。
Knoppix5_1_1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オフィシャルページでは「今回の目玉は3Dデスクトップ beryl+emerald の収録でしょう。」
とのことなので、早速試してみました。
試した環境は、
CPU AthlonXP 2500+
グラフィック RADEON9600PRO
で、それなりにサクサク動いていました。
調子に乗ってエフェクトかけまくると激重でしたが。

3DデスクトップっつーのでVistaみたいなのを期待すると肩透かしをくらいます。
「3Dデスクトップ」と言うより、2Dデスクトップのエフェクト強化版ですね。
XPですらLunaのアニメーションを使わない私なんで、今の所はこんなもんかな・・といった感じです。
Linuxの3Dデスクトップの機能面での成熟はもう少し先のようです。

でも、こういうことが何の設定もいらず(起動時のBootオプションは必要ですが)簡単にできるのはKnoppixの最大の魅力ですね。


前置きはここまでにして、KNOPPIXを手に入れたら、とりあえずUSBメモリに入れたくなるのが人情ってもんです。
ここのブログの訪問者の大半は、KNOPPIXのUSB化の記事目当てのようですし。
過去の KNOPPIX USB化 に関する記事
USB-KNOPPIXを使用する
KNOPPIXをUSBメモリから起動する

KNOPPIX5.1.1のもう一つの目玉、
「動作しているKNOPPIXから起動可能なUSBメモリを作成する mkbootdev が実験的に入っています。」
とのことで、今回は簡単にUSBメモリへのインストールができるようです。
が、ネットで調べてみましたが、今の所まだ情報が出てきていないようです。
そんなわけで、とりあえず試してみました。
環境は、前回と同じです。

○インストールした機種
TOSHIBA
libretto U100/190DSB(ノートPC)
○USBメモリ
ELECOM MR-GU2A13BK(メモリリーダライタ)
UMAX SuperMax 1GB(SDメモリカード)

インストールに使用したのは、CD版のKNOPPIX5.1.1です。

まず、ターミナルを起動します。
rootじゃないとダメかなと思ったのですが、knoppixユーザーのままでもOKでした。
mkbootdevの場所へ移動します。
$ cd /usr/sbin/
$ ls
沢山のファイルの中に mkbootdev があると思います。
実行します。
$ ./mkbootdev

後は、GUIで作業できます。英語ですが、簡単な英語なんで辞書片手にでも読めばなんとかなると思います。
Mkbootdev_1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
注意点として、
USBメモリをパーティション作成から行うと、USBメモリ全体を1つのパーティションとして作成します。
(パーティションの分割は行わない)
また、既にパーティションを分割したUSBメモリに、パーティションを作成せずにインストールすると、パーティション1つ目にインストールされます。
USBメモリの容量チェックは行わずにいきなり書き込むので、インストール前に容量はチェックしておきましょう。
(700Mあれば問題無いです。)

PC-JAPANでの情報を元に行った方法(syslinuxを使う方法)でもやってみましたが、問題なくインストールできました。
syslinuxはここから最新版の syslinux-3.35.tar.bz2 をダウンロードして使いましたが、問題ありませんでした。


その他、今回のKnoppix5.1.1で気付いたことです。

PCに libretto U100/190DSB を使いましたが、boot:プロンプトで
fb1024x768
を指定しておかないと、起動後画面がおかしくなります。
(カーソルが見えなくなったりする。見えていないだけなんで、クリックなどはできます。)
以前のバージョンまでは普通に起動できたんだけどなあ。
オンボードのグラフィックチップを使っているノートなんかは、fb1024x768 のようなフレームバッファのオプションは必須なのかもしれません。

DVD版のKNOPPIX5.1.1もダウンロードしたのですが、 B's Recorder GOLD5 では
-----------------------------------------
現在のトラック構成は、DVD(R/RW)に書き込むことができません。

対策・説明
DVD(R/RW)メディアに、複数のトラックやUDF/ISO9660ファイルシステム以外の
トラックを書き込むことはできません。
-----------------------------------------
というエラーが発生してDVDに書き込めませんでした。
isoイメージのフォーマットが何なのか解らないのですが、古いイメージ書き込みソフトだと書き込めないようです。
嫁さんが使っている B's Recorder GOLD7 では、問題なく書き込めました。
う~ん、UDFのバージョンの問題なのかも。

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コメント

はじめまして。
最近になってLiveCDについて興味をもち、検索結果からこちらにきました。
わたしの環境は、ThinkPad X60なのですが、
こちらの情報を参考に
Boot時のオプションで、fb1028x768を指定したら「そんなオプション無い」とエラーになってしまいました。
何回かブートしているうちにF2,F3に気がつきました。

なるほど、正解は、fb1024x768だったのですね。
ちゃんと1024x768の画面サイズになりました。

そうそう、USBで無事KNOPPIX 5.1.1を起動できました。ありがとうございます。

投稿: yaris | 2007/05/29 16:56

yarisさん、はじめまして。
間違いご指摘ありがとうございます。&すみませんでした。
そんな画面サイズあるかい!と自分に突っ込みいれて修正しました。
libretU100は1280×768のワイド画面なんですが、オプションでは同じくfb1024x768をつけます。

とにかく無事動いてなによりです。

投稿: ひろちゃん | 2007/05/30 00:33

初めまして。
コチラの情報を元にUSBで無事にKNOPPIX5.1.1が起動出来るようになりました。ありがとうございました。
ただ、CDブートならNTFSドライブを認識するのですが、USBブートだとNTFSが認識されません。
当方のPCはThinkPad X60です。
NTFSドライブは認識していますか?どこかに原因でもあるのでしょうか?何か情報があれば教えてください。

投稿: bos | 2007/12/20 11:01

返事遅くなりました。
ちょと今は環境が無いので試せないのですが、NTFSを認識しなかったような記憶は無いですね・・・。
一度、QTPartedで表示できるか確認してみてはいかがでしょう?

投稿: ひろちゃん | 2007/12/24 03:23

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