UbuntuEx をUSBメモリにインストールする
前回までのあらすじ・・・。
UbuntuをUSBメモリにインストールしたものの、愛用の小型ノートパソコン libretto U100 では解像度が800×600に固定されてしまった!
xorg.confを書き換えてXを再起動すれば解像度が変えられるのが判ったが、めんどくさいぞ!さてどうする!?
で、Ubuntu on USB Flash の xorg.conf を変更してみるという記事を書いている最中に、たまたまとおりすがった方がUbuntuExってのがあることを教えてくださったわけです。
さっそくUbuntuExのページからイメージをダウンロードしました。
ファイルはSourceForge.jpにあるので、ダウンロードは本家日本語版よりはるかに早いです。
インストールが終ってCDから起動してみると、xforceve.sa を使わなくても起動できました。
しかも、xorg.confを見ると、
Section "Device"
Identifier "Intel Corporation 82852/855GM Integrated Graphics Device"
Driver "i810"
BusID "PCI:0:2:0"
EndSection
Section "Monitor"
Identifier "Generic Monitor"
Option "DPMS"
HorizSync 28-51
VertRefresh 43-60
EndSection
となっています。
Intel855GMを認識しているとは!すばらしい!
さっそくUSBメモリにインストールしようとした所、なんとUbuntuExにはUSBメモリへインストールするスクリプトがありませんでした。
がび~~ん。またオイラの野望jは潰えそうです・・・。
本家のスクリプトのパスを書き換えるのも、面倒だな。
そもそも、UbuntuExは本家と何が違うのかな?と思ってsyslinux.cfgで使用されているファイルを比べた所、initrd.gzとvmlinuzはファイルサイズから同じであろうことが判りました。
で、600M以上あるfilesystem.squashfs のファイルサイズが異なっていました。
これって、Ubuntuの本体ではないですか。
そっか、これを載せかえればUbuntuExで動かせるかもしれません。
手順ですが、
Ubuntuの旧サイトを参考に、本家日本語ローカライズ版をUSBメモリにインストールします。
インストール後、Windowsでもなんでもいいんで、本家日本語ローカライズ版のUSBメモリを挿して、UbuntuExのCDの casperディレクトリにあるfilesystem.squashfsを、USBメモリにある /casper/filesystem.squashfs に上書きします。
これでOK。
libretto U100 から起動してみると、xforceve.sa ではなく、普通の起動で見事に立ち上がりました!
やった~。
これで、無線Lanの使えるUSBブートのLinux環境が手に入りました!
ちなみに、先日秋葉原をうろついていたら、最近は2GのSDカードが2500円ぐらいで売られているんですね・・・。
(2007/8/15現在)
もちろん買ったのは言うまでも無い。
UbuntuExがインストールされているのは、言うまでも無い。
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