VirtualBoxでVineLinux4.2を仮想化する
この間、VirtualBoxでUbuntu7.10(日本語版)を仮想化してみました。
思ったより簡単にできたので、今度はVineLinux4.2をインストールすることにしました。
というのも、我が家のWebサーバがVineLinux2.6で、既にサポート切れのためにBineLinux4.Xへの移行を考えているのだけれど、Apacheが1.3→2.2と明らかに環境が異なるので躊躇しているのです。
本番環境で検証するわけにもいかないし。
VirtualBoxでテスト環境を作って検証できれば、移行もスムーズに行くかもしれないと思ったわけです。
環境は、
CPU AthlonXP 2500+
グラフィック RADEON9600PRO
メモリ 1.5G
ホストOS(VirtualBoxをインストールした側) Windows2000
ゲストOS(仮想化側) VineLinux4.2
です。
VirtualBoxのインストールやネットワークの設定は、VirtualBoxでUbuntu7.10(日本語版)を仮想化した時に終っています。
VirtualBoxを起動して「新規」を選べばウィザードが出てくるので、それにしたがってインストールすればOKです。
OSのインストール方法を知っていれば、画面の設定以外は特に詰まる事も無く進めると思います。
ちなみに、メモリに512M、ビデオメモリに8M、ハードディスクに20Gを割り当てました。
とか言いつつ、最大の難関は画面です。
VineLinuxインストール時に、使っているモニタを聞かれるのですが、VirtualBox的にはモニタは何を使っていることになっているのだろう???
判らないので、そのまま進めたら解像度が800×600になってしまいました・・・。
これは使いにくい、ってので、再インストールしました・・・。
モニタは、なんかそれっぽい汎用的なのを選んでおくと良いのではないでしょうか?よく解りません。
私は LCD Panel 1280x1024 というやつを選んでいます。
でも解像度は1024x768になっているのですが、使いにくくもないのでそのまま使っています。
インストール直後の xorg.conf のモニタ部分は、
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
VendorName "Monitor Vendor"
ModelName "LCD Panel 1280x1024"
### Comment all HorizSync and VertSync values to use DDC:
HorizSync 31.5 - 67.0
VertRefresh 50.0 - 75.0
Option "dpms"
EndSection
Section "Device"
Identifier "Videocard0"
Driver "vesa"
VendorName "Videocard vendor"
BoardName "VESA driver (generic)"
EndSection
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "Videocard0"
Monitor "Monitor0"
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Viewport 0 0
Depth 24
Modes "1024x768" "800x600" "640x480"
EndSubSection
EndSection
となっていました。
さて、OSのインストールが終れば、問題なく使えます。
ゲストとホストのマウスを切り替えるのには、右のCtrlキーを押せばOKです。
が、VirtualBox には Guest Additions という拡張ドライバがあり、これをインストールすればマウスをCtrlキーで切り替えなくても、ゲスト上にマウスポインタが有るか無いかでマウスが切り替わるので便利です。
VirtualBoxのメニューの、デバイスのGuest Additionsのインストールを選択すると、CDがマウントされた状態になるのでここからインストールするのは解るのですが、rootで VBoxLinuxAdditions.run を実行してもエラーになるんですよね・・・。
でネットで調べた所、日々のあしあとのVirtualBox のインストール方法 (2)に使い方が載っていました。
# sh /media/VBOXADDITIONS_1.5.4_27034/VBoxLinuxAdditions.run
で、うまくいきました。
そっか。bashではだめなんですね。(汗)
ここのページは、Vineをホストにした場合のインストール方法も載っているので、参考になります。
これでVineLinux4.2の検証環境ができました。
設定に失敗した時はスナップショットで無かった事にできるので、大助かりです。
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