KNOPPIX6.01を使ってみる
今年に入って本家からKNOPPIX6がリリースされたので、日本語版はいつかな~と首を長くして待っていた所、ついにKNOPPIX6.01日本語版がリリースされました。
リリースされるごとに洗練されていくKNOPPIX、メジャーバージョンがアップすることになりどこまで使いやすくなったのか期待していたのですが・・・。
今回のバージョンの売りである起動に関してはかなり早くなった感じがします。
でも、収録されているアプリケーションの数が少なかったり機能が縮小されていたりで、今までのKNOPPIXの利点をかなり削ぎ落とした作りになっています。
KNOPPIXはCDブートすることを売りにしているLinuxであり、それ以上何かを求めるのはユーザーの勝手な考えなのでしょうか、KNOPPIXがWindowsトラブル時のレースキュー用OSとして知名度があるだけに、今回の機能縮小はう~ん、と思ってしまいます。
最近はCDブートするLinuxも増えたため、KNOPPIXの新たな挑戦として今回のバージョンが出たのだと思いますが、オーディオデスクトップのADRIANEは日本人には使い道が無いだろうし、今後どうなってしまうのだろうと思います。
個人的にKNOPPIXの好きだった所は、接続しているハードディスクをSambaサーバとして簡単に公開できる点や、Windowsの共有ファイルにアクセスしても日本語ファイルが文字化けせずに表示できるなど、Windowsとの相性がかなり高かった所です。
CDブートLinuxが多くなった今でも、Windowsとの相性面でKNOPPIXほど使いやすいOSは無いんじゃないかと思っています。
また、コンソールの文字コードを変更できたり、Linux自体も日本人に使いやすい作りになっていました。
でも、今回のバージョンでその利点が全て無くなりました。
軽量Linuxは使いやすいものが他にもあるので、KNOPPIXには最新Linux技術をCDブートで試せる、という今までのコンセプトを貫いて欲しいなあと思いました。
アプリケーション的には5.3.1のCD版で必要十分だと思っているし、しばらくは5.3.1CD版を使うことになるんだろうなあ。
バージョン6は今後いろいろと情報が出てきて良い使い道が見つかるのを待つことにしました。
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