USB3.0の外付けハードディスクへインストールしたUbuntu11.10をお手軽に起動する
過去に USB3.0にハマる の記事で書いたように、USB3.0の外付けハードディスクへインストールして、失敗しています。
というわけで、意地でも(でもお手軽に)USB3.0の外付けハードディスクへインストールする、ということです。
そもそも、マザーボードがUSB3.0対応なら、ブート可能と思ってしまうじゃ無いですか。
でも、現実はそんなに甘くなく、BIOSがブート対応していなければそもそも根本的にブートできません。
そう言いつつ、USB搭載マザーが出始めたころはけっこう同じ問題がありました。
USB付きなのにブートができないのが当たり前でした。
でも、最近はUSBブート対応マザーでなくても起動できるように設定できます。
詳しくは本家Wikiの Ubuntu Tips/USBデバイスへのインストール/USBメディアの起動をサポートしないBIOSを持つパソコンでUSB-HDDに通常の方法でインストールしたUbuntuを起動するには
に載っています。
で、ここを参考にUSB3.0での起動を考えた場合、チェーンローダーを使って起動するのが簡単なのですが、私が調べた所ではUSB3.0に対応したチェーンローダーが見つかりませんでした。
MBMとかで起動できれば、何でもアリなんだけどなあ・・・。
でも、ブートすることを考えるから難しいのであって、起動すればUbuntu自体はUSB3.0を認識しているのだし、ブートにこだわらなければいけるかも、と思いました。
昔のVineLinuxとかって、デフォルト設定でインストールすると、/bootを別で作っていました。
というのも、当時のブートローダーのLILOがブートできるハードディスク領域が限定されていたため、/bootのみハードディスクの先頭パーティションに置く、という需要があったからです。
それと同じ原理で行こう。
インストール時、USB2.0にUSBメモリ、USB3.0に外付けハードディスクを刺しておきます。
で、インストール時、パーティションを手動で切ります。
その時、
/boot をUSB2.0のUSBメモリに設定。
ちなみに、私は近頃破格な値段で売っているSDカード1Gを全領域使いました。
容量が少なすぎると、アップデートでカーネルの過去バージョンが増えたときにハマります。
/ を USB3.0のハードディスクへ設定します。
後はswap を搭載メモリより多めに作ります。
ブートマネージャー(GRUB2)は、USB2.0のUSBメモリの先頭(MBR)に入れるよう設定します。
たとえば、USBメモリが sdc の場合、sdc1ではなくsdc に入れるってことです。
これで、OK。
USB2.0にUSBメモリ、USB3.0に外付けハードディスクを刺して、USB2.0のUSBメモリから起動できます。
ブート部分は遅いけど、アプリケーションの読み込みはUSB3.0品質です。
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