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2013年2月

2013/02/11

Ubuntu12.04 で GNOME Classic を設定する

愛用のノートPC librettoU100 にUbuntuを入れて使ってきましたが、最近のバージョンでは非常に厳しい状態になっております。
CPUが PentiumM 733、グラフィック統合のチップセットが Intel 855GME ってなスペックなもので、PAE必須の制限にもひっかかるし、Unityではグラフィックが対応せず激重な状態になります。
とりあえずUbuntu12.04 はアップグレードで対応したためPAE必須の制限を回避し、Unity2Dで使ってきましたが、Unity2Dが無くなった 12.10 へはアップグレードせず、12.04をサポート期限いっぱいの5年間使ってやろうと思ったわけです。

そう考えると、普段は更新頻度が早いため凝ったカスタマイズをする気になれないのだけど、今回は5年も使い続けるのだから自分の好きなようにカスタマイズしておけばいいなと思ったので、慣れないUnityではなく GNOME Classic にして、ついでに Compiz Fusion を使い、かつての使い勝手良かった3Dデスクトップへ戻してやろう、と思ったわけです。

やり方は、Ubuntu Magazine vol.8 にほとんど載っているから迷うところ無しです。
ちなみに Ubuntu Magazine は 過去記事をPDFで公開しているので、ここからダウンロードできます。

雑誌の記事を参考に、
compizconfig-settings-manager
compiz-plugins-extra
gnome-session-fallback
gnome-tweak-tool
パッケージをインストールしました。
で、ログイン時にUbuntuマークを選択し、「GNOME Classic」に変更してログイン。

まずは、デスクトップ周りを設定。
「ALT」+「Windowsキー」+上部パネル右クリック で 「パネルへ追加」が表示されます。
なんでこんなに裏技チックなんだ?以前のように右クリックでいいじゃん。
で、「パネルへ追加」→「アプリケーションのランチャー」からアプリケーションが選べるので、Firefoxを追加しておきました。
「アプリケーション」→「システムツール」→「設定」→「高度な設定」 を選択して Advanced Settings を起動し、「デスクトップ」項目にあるアイコン設定をすべてONにしました。
これで、ゴミ箱とかマウントしたデバイスとかが表示されて便利。
個人的にデスクトップは賑やかなのが好きです。

さて、Compiz Fusion の設定です。
Unity は使えなかったのに、なぜかCompizは普通に動くんですよね・・・。
どうしても設定したいのが、シフトスイッチャーです。
狭い画面でウインドウをいっぱい開くので、ウインドウの切り替えは個人的に必須です。

「アプリケーション」→「システムツール」→「設定」→「CompizConfig 設定マネージャ」を起動します。
雑誌記事では、まず現状のCompiz設定のバックアップを取っておくように、ということだったので、「設定」の「プロファイル」の所にある「エクスポート」で設定をバックアップしておきました。
この際、「プロファイルをエクスポートする際に、デフォルトのオプション値を省きますか?」と聞かれるので、「いいえ」を選択します。
変更前に戻す時は、このバックアップをインポートして戻します。

ウィンドウ・マネジメントの Shift Switcher にチェックを入れるとシフトスイッチャーが使えるようになります。
デフォルトで「Shift」+「Windowsキー」+「S」で起動するのですが、こんなの覚えられないので、マウスで起動するように設定します。

Shift Switcher を選択すると、Key Bindings というタブがあるので、ここの Initiate のマウスのやつを設定します。
私は、右端と、Button1(左クリック)を設定しました。
ちなみに、Button4 だと上スクロール、Button5 だと下スクロール ってなります。判りにくい・・・。
Dsc_0008

デスクトップ周りも、キューブ使ってみたりマウスで起動するようにしてみたり試して見ましたが、結局デフォルトの「Ctrl」+「Alt」+矢印キー で Desktop Wall が起動するのが使い勝手が良くて戻しました。


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