Vine Linux 6.2 に ZSNES をインストールする
ZSNESというのは、スーパーファミコンのエミュレータです。
Vine Linux は 5 の時に self-build-zsnes のパッケージで ZSNES をインストールできていたのに、なぜか 6 以降にはパッケージが無いのです。
そんなわけで、
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/VinePlus/5/SRPMS.nonfree/
self-build-zsnes-1.51-2vl5.src.rpm
に self-build-zsnes の src.rpm があったのでこれを使ってインストールしてみました。
src.rpm からRPMを作成してインストールしたところ、以下のメッセージが。
エラー: 依存性の欠如:
SDL-devel >= 1.2.0 は self-build-zsnes-1.51-2vl6.i686 に必要とされています
libao-devel は self-build-zsnes-1.51-2vl6.i686 に必要とされています
libpng-devel >= 1.2.0 は self-build-zsnes-1.51-2vl6.i686 に必要とされています
nasm >= 0.98 は self-build-zsnes-1.51-2vl6.i686 に必要とされています
ncurses-devel は self-build-zsnes-1.51-2vl6.i686 に必要とされています
zlib-devel >= 1.1.0 は self-build-zsnes-1.51-2vl6.i686 に必要とされています
Synapticパッケージマネージャ から上記不足パッケージをインストールしました。
これでOKだろうと思ってインストールしたところ、self-build-zsnes はインストールされるのに肝心のZSNESがインストールされない。
ログを見ると、
tools/strutil.h:34: error: 'strncasecmp' was not declared in this scope
make: *** [tools/strutil.o] Error 1
と出ています。
このエラーメッセージで調べると、ZSNESで同じようにハマっている人を見かけます。
どうやら、今のコンパイラだとソースを修正しないとコンパイルできないようなのです。
ここまで来て、なぜ Vine Linux 6 に ZSNES が無いのかがようやく解りました。
そりゃそうだよねー。何も問題が無ければ、6 にもパッケージがあるはずだもんね。
self-build-zsnes からのインストールは諦めて、ここまで判ったのだからソースからビルドしてみることにしました。
このエラーの回避方法を調べていたところ、
Hideaki Rayna Official Blog の Fedora 11 に ZSNESをインストール
という記事に詳しく載っていました。
ソースの、
tools/strutil.hに次を追加
#include
tools/depbuild.cppに次を追加
#include
parsegen.cppに次を追加
#include
で、
./configre
make
make install
すると、
/usr/bin/install -c -d -m 0755 //usr/local/bin
/usr/bin/install -c -m 0755 zsnes //usr/local/bin
/usr/bin/install -c -d -m 0755 //usr/local/man/man1
/usr/bin/install -c -m 0644 linux/zsnes.1 //usr/local/man/man1
って感じでインストールできました。
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