VMware Player 6 で、Ubuntuのサウンドデバイスを認識できなくてハマる
マザーボードを
ASUS M4A89TD PRO/USB3 から
GIGABYTE 970A-D3P に交換した後の出来事。
Windows10にインストールしてある VMware Player 6 を起動して、Ubuntu15.04 を起動してみました。
すると、VMware Player で「デフォルトのサウンドデバイスを用いることができません。システムにとって範囲外のデバイスIDを提供しました」と出て、VMware Playerがサウンドデバイスを認識できませんでした。
ネットで検索すると、サウンドが Realtek HD オーディオ の場合に問題が発生するようです。
Windows(ホストOS)のコントロールパネルにある「Realtek HD オーディオマネージャ」を起動し、「フロントパネルジャック検出を無効にします」にチェックを入れると良いらしい。
ただ、「Realtek HD オーディオマネージャ」のどこにその項目があるのか判りにくい!
バージョンによって違ったりするのか、ネットで載っている画面と自分の画面とでは全く違うのですよ。
言葉での説明が難しいので、画面をキャプチャしました。
これで、VMware Player でサウンドデバイスを認識することができました。
ところが・・・。
Ubuntuを起動すると、今度はUbuntuで音が鳴らない。
「システム設定」の「サウンド」を開くと、デバイスが「ダミー出力」になっています。
この「ダミー出力」に関する情報がほとんど無くて、苦労しました。
VMware Player の問題なのか、Ubuntuの問題なのか、区別がつかなかったです。
とりあえず、サウンド周りをチェックしなおしてみようと思い、
Ubuntu Japanese Team Wiki の UbuntuTips/Hardware/SoundTroubleshooting を参考にチェックしなおしてみました。
$ lspci | egrep -i multimedia\|audio
とすると、
02:02.0 Multimedia audio controller: Ensoniq ES1371 / Creative Labs CT2518 [AudioPCI-97] (rev 02)
と出て、なんかよくわからないけどデバイスは認識しているっぽい。
$ cat /proc/asound/cards で、デバイス名とチップ名を確認するらしいのですが、
そもそも /proc/asound/ が無いし!
/proc/asound/ を調べた所、ここにあるモジュールを使用して、/etc/modprobe.d/alsa-base.conf に書かれている順番にモジュールを読み込むらしい。
ということは、/proc/asound/ が無い時点でモジュール読めないし!
/proc/asound/ ってどうやったらできるのか調べた所、Ubuntu日本語フォーラム に答えがありました。
音がでなくなり,調べたら/proc/asound/cardsありません...
そこでは、
以下のコマンドを再度実行してください。選択肢に「ALSA」「OSS」「デフォルト」が出ますので、そこで「ALSA」を選択してください。
$ sudo dpkg-reconfigure linux-sound-base
選択したら、システムをリブートしてください。ALSAが有効になり、「/proc/asound/cards」を見つけることができるようになると思います。
と書かれており、その通りにしてリブートしたところ、
ES1371 / Creative Labs CT2518 [AudioPCI-97]
が選択できるようになっていました。
本体は Realtek なのに、仮想環境では Creative の Sound Blaster と認識している所がなんとなく笑える。
サウンド設定の「テスト」で無事音が鳴ることを確認しました。
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