The Typing Of The Dead を PlayOnLinux で動かす
ウチの嫁が子供のタイピング練習にと、ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド (いわゆるゾンビ打)のダウンロード版を購入しました。
Windows10をサポートしている ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド は今のところ無いのですが、ネットの情報を調べて、ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド キャンペーン版 ダウンロード版 なら Windows10で動くことが解りました。
楽天で売ってました。
このゲーム、ドリキャス用を嫁にさせたら大好評で、以前にWindows98版を買っていたのですが、XPで動かなくなってその後紛失した(捨てた?)ため、今回再購入した、というわけです。
嫁がオレに圧倒的に勝利できる数少ないゲームです。嫁のタッチタイプには敵わない。
The Typing Of The Dead は、今でもタイピングソフトの最高峰だと思ってます。
キー打鍵時の爽快感、少々ミスしても続けて入力できる操作性、ストーリー、ゲーム性、入力ワードのセンスの良さ、練習モードのセンスの良さ、どれを取っても素晴らしく、タイピングゲーム創成期のゲームにも関わらず、他の追随を許さない出来です。
そんなわけで、Windows10にはインストールできることが解ったのですが、肝心の子供のマシンがLinuxなので、PlayOnLinux (wineの環境)で動かないか試してみました。
環境は、UbuntuMATE 17.10 です。
インストール時の注意点ですが、ZIPファイル解凍後のEXEはファイル解凍用のEXEなんで、これをインストールすると途中で落ちます。
でも、この時デスクトップに新たに作られたフォルダに本当のインストール用EXEがあるので、これをインストールします。
事前にWindowsで実行して解凍しておくのもいいかもしれません。
ちなみに、PlayOnLinuxを触っていて気付いたのですが、wineconfigurar でwineの設定画面を出した時の文字化けは、PlayOnLinux側の問題では無く、PlayOnLinuxでHomeディレクトリに作成されたWineの仮想ディレクトリ配下のWindowsのフォントフォルダが空だからなんですね。
インストール後起動してみると、途中までは表示されるのですが、ゲームを始めると途中で固まります。
画面がフル画面になるので、何が起こっているのかさっぱり解らず。
PlayOnLinuxのアプリのショートカット右クリックから wineconfigurar を起動し、デスクトップの設定を、仮想デスクトップにしてWindow表示させるようにした所、Wineでエラーが出て落ちていることが判りました。
PlayOnLinuxのデバッグで起動すると、
err:quartz:GetClassMediaFile Media class not found
というエラーで落ちていることが判りました。
ネットでいろいろと調べると、どうやら 内蔵の quartz.dll にはMPEG-1再生ができない等の問題があるらしく、Windowsネイティブなdllにすると動くことがあるらしい。
そこで、wineconfigurar のライブラリの設定から、quartz を WindowsネイティブなDLLに変更した所、正常に起動するようになりました。
やっぱ、The Typing Of The Dead は最高です!Windows10も正式サポートすればいいのに。
まだまだ需要あると思うんですよね。もったいない。
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