openMSX でジョイスティックの割り当てを変更する
MSXエミュレーターのopenMSXは、バージョンが上がるごとにどんどん機能が強化されて、かつて最強MSXエミュレーターと言われていたblueMSXを凌駕する機能になっております。
しかしながら、日本語のマニュアルが無くて設定方法が難しい所が玉に瑕。
いろいろな設定ができるにもかかわらず、設定するにはコンソールを開いてコマンドを入力する必要があります。
openMSXカタパルトの機能がもっと充実して、いろんな設定をGUIでできるようになればいいのになあ・・・。
で、一般的なエミュレータには普通あるのにopenMSXカタパルトにはない設定が、ジョイスティックのボタン割り当て設定。
この辺に関する日本語の説明って、どこにも無いんだよなあ。
ま、PCにゲームパッドを差せば認識して遊べるから大丈夫なんだけど。
openMSXカタパルト の「Misc Controls」でジョイスティックポートに何を接続するか選択できるので、そこにjoystick1を選択すれば、ゲームパッドが使えます。
でも、最近のゲームパッドってアナログスティックが付いており、それがジョイスティックの上下左右に割当たってしまいます。
この割り当てを十字ボタンに変えたいのだけれど、openMSXカタパルトでは設定できない、という具合です。
設定の仕方は、 openMSX Console Command Reference の Settings の joystick
ちなみに、コマンドを入力するコンソールは、openMSX起動中に F10キー で開きます。
set joystick1_config
と入力すると、現在の設定が表示されます。
デフォルトは、
LEFT -axis0 RIGHT +axis0 UP -axis1 DOWN +axis1 A {button0 button2} B {button1 button3}
となっています。
これに、
dict set joystick1_config LEFT L_hat0
とすれば、左入力に十字ボタンの左が割当たりますが、元の設定を上書きするので、
マニュアルに記載されている通りに
dict lappend joystick1_config LEFT L_hat0
dict lappend joystick1_config RIGHT R_hat0
dict lappend joystick1_config UP U_hat0
dict lappend joystick1_config DOWN D_hat0
とすると、既存の設定に追加してくれます。アナログスティック、十字キー、どちらも使用可能、という状態になります。
この設定は、設定ファイルに保存できます。(デフォルトでは、openMSX終了時に保存する設定になっている。)
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