Samba

2009/05/26

Ubuntu9.04 で Windowsの共有フォルダに接続する

Ubuntuデスクトップ版は非常に使いやすいのですが、Windows共有フォルダに接続すると日本語ファイル名が文字化けしてしまうのが不満です。
私がUbuntuを使い出したのはバージョン7.04からですが、既にこの時には文字化けが起こっていました。
バージョンが上がったら直るのかな?と思いつつ、9.04まで来てしまいましたが、一向に改善される気配がありません。

我が家ではファイルサーバに玄箱HGを使用しているため必要なファイルはここから持ってきているのですが、Ubuntuで使うときだけは文字化け化けのフォルダをカンで探し当てる状態でした。
そんなわけで、Ubuntuから玄箱HGのファイルを文字化けせずに見ようと思ったわけです。
今回の目標は、ファイルマネージャで玄箱のファイル名を文字化けせずに見ることです。
ちなみに玄箱はむっちゃノーマルです。Debian化とかしているわけではありません。

ネットで調べた所、けっこう情報が錯綜しています。
sambaやsmbfsのインストールが必要だとか、「サーバへ接続」からは無理なので、mountコマンドでマウントする必要があるとか、古いNASだとダメとか・・・・。
Ubuntuのバージョンによって対策方法が異なるのかもしれません。
そこで、Ubuntu9.04に関する情報を探したのですが、Windows共有フォルダに関する情報が全然見つかりません。
みんなどうしているのかな・・・。

いきなりsambaをインストールするなんてのは抵抗があったので、お手軽にできそうなことから始めました。
まず、cifsでマウントする方法。これだと、コマンド打つだけだからね。
sudo mount -t cifs //ファイルサーバのIP/共有フォルダ名 /mnt -o username=ユーザー名, password=パスワード,codepage=cp932,iocharset=utf8
としてみた所、/mntに(mnt直下にマウントするのも考え物だが、実験ということで(笑))マウントはできたのに文字化けは相変わらずでした。

次にお手軽そうなのが、smb.confを修正するものです。
harutin_99 の日記 の記事を参考にしました。

/etc/samba/smb.conf
の、 [global] の直下に以下を追加します。
unix charset=utf-8
dos charset=cp932
display charset=utf-8

もちろんそのままでは書き込めないので、
$ sudo gedit
として root権限で gedit を起動してファイルを修正するのがお手軽です。
とか言いながら、自分はvimに慣れているからvimで修正しましたが。

修正後、Ubuntuを再起動しました。
で、メニューにある場所→サーバへ接続 を起動します。
サービスの種類 に Windows共有を選択。
サーバ名に共有フォルダのあるPC(私の場合は玄箱HGですが。)のIPを記入。
フォルダに共有フォルダ名を記入。
とりあえずこれだけ入力すれば接続できます。

で、日本語ファイルを見てみると・・・・。
ばっちり文字化けせずに表示されました!


この状態で先ほど行ったmountを再度行いましたが、これは文字化けしてしまいました。
mountの設定とは別のようです。
ま、ファイルマネージャでWindowsの日本語ファイル名を文字化けさせずに見るという目標は達成できました。

あと、気づいたことです。
場所→ネットワーク からWindowsネットワークを選択してもいいのですが、私の環境ではうまく接続できないことがあります。何故かは不明。
場所→サーバへ接続 なら確実です。(入力が面倒ですが・・・。)

共有フォルダ名は日本語でも接続できました。この段階で既にsjis対応できているんですね。
8.04の時にあった共有フォルダへ書き込めない問題も9.04ではきちんと書き込みでき、快適に使えます。
あと念のため、Windows2000で共有フォルダを作り接続してみましたが、問題なく繋がりました。

ネット上ではバージョンの違いや共有フォルダへの接続方法の違いがごちゃごちゃになっているので、何が正しいのやら情報を見つけにくいですね。
これにUbuntu側で共有フォルダを作る方法なんかも混じってくるのでネットで検索しても情報の取捨選択が大変です。

この辺を本家のページで情報をまとめてくれないかなあ。WindowsやNASとのファイル共有ってけっこう需要があると思うのですが。
っていうか、日本語版CDであらかじめ、smb.conf を修正しておいてもらえないものなんだろうか?
何か修正できない理由があるのかな?

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2005/05/03

Sambaでファイルを共有する

ファイル共有というからにはファイルを共有したいわけで、Sambaで他のユーザーとファイルを共有させる設定です。


そのためには、まず、共有するためのグループが必要です。
groupadd kyouyuu
とコマンドを打つと、kyouyuu というグループができます。

で、ユーザーをこのグループに追加すればよいのですが、ここで注意があります。
usermod -g kyouyuu ユーザー名
としてユーザーのグループを変更してしまうと、プライマリグループがkyouyuuというグループになってしまい、ユーザー自身のグループとは別グループになってしまいます。
usermod -G kyouyuu ユーザー名
とするとセカンダリグループを設定できるのですが、追加ではなく設定なので、そのユーザーに追加するすべてのグループをカンマ区切りで記述する必要があります。
既に、セキュリティーの設定などで何らかのグループに所属している場合、そのグループから抜けてしまう可能性があります。

そんなわけで、ユーザーを追加する場合は、
/etc/group ファイルを直接編集するのがいちばん簡単だと思います。
編集する前に、
cp /etc/group /etc/group.BACK
とかでもして、念のためバックアップを作っておきましょう。

/etc/group ファイルをviエディタなどで開くと、グループがずら~っと並んでいて、最後に先ほど作成した共有用のグループがあります。そこの末尾に、ユーザー名を追加します。ユーザーが複数いるときは、カンマ区切りで書き込みます。


グループができたら、共有するディレクトリを作成します。
場所はどこでもいいのですが、私は/home/kyouyuuを共有用のディレクトリにしています。
mkdir /home/kyouyuu
とでもしてディレクトリを作成したら、
chgrp kyouyuu /home/kyouyuu
として、/home/kyouyuu の所有グループをkyouyuuグループに変更します。
chmod 770 /home/kyouyuu
として、kyouyuuグループに/home/kyouyuuの権限を与えると共に、他のグループの使用を不可にします。


次に、Sambaの設定を行います。
SWATにrootでログインします。
SHARES アイコンを選択します。
「ファイル共有の選択」部分のドロップダウンの public を選択すると、複数ユーザーで共有するための設定ができます。
ちなみに home は、前回設定した、各ユーザ専用の設定を変更できます。

「詳細表示」というのを押すと、項目が増えて、詳細項目の変更ができるようになります。
基本オプションの「path」という所が共有するディレクトリなので、そこを/home/kyouyuu に変更します。
セキュリティオプションの「read only」がYESになっているので、NOにして書き込み可能にします。
「read list」「write list」に、@kyouyuu と記入して、kyouyuuグループのみ使用できるように設定します。
「変更を反映」ボタンを押して、変更を設定ファイルに反映させます。

これで、設定は終了です。
SWATのSTATUSアイコンからSambaを再起動させると、kyouyuuフォルダが共有されています。

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2005/05/02

Sambaの設定

SWATにrootでログインすると、Sambaの設定ができます。

画面上にあるアイコンから、地球マークの「GLOBALS」を選択すると、Samba全体の設定ができます。
ヘルプがけっこうしっかりしているので、ヘルプを見れば、なんとなく設定の内容も解るのではないかと思います。と言っても、専門用語が多いですが。(汗)
基本的に、設定はデフォルトでOKなはずです。
変える必要があるのは workgroup ぐらいです。
workgroup を、Windowsのワークグループ名に変更します。
変更後は、「変更を反映」ボタンでSambaの設定ファイルに設定を書き込みます。

これで、ユーザー自身のホームディレクトリがそのユーザーのみ、WindowsとLinux間で共有できる設定になりました。
ただし、Sambaのユーザー設定がまだなので、ユーザーの設定を行う必要があります。
Windowsで使用しているユーザーがLinuxに存在しない場合、ユーザーを作成する必要があります。

ユーザーの追加には、useradd ユーザーパスワードの設定には、passwd コマンドを使います。
コマンドの使い方は、Linuxのコマンドの使い方のページ(日経LinuxのLinuxコマンド集など)を見るといいと思います。
また、VineLinux3.1では アプリケーション→システムツール→ユーザーとグループの管理 という所から、GUIでユーザーとグループの作成ができます。


Windowsのユーザーと同じ名前のユーザーをLinux上に作成したら、SWATの一番上のアイコンの「PASSWORD」を選択します。
「ローカルマシンのパスワード管理」に、ユーザーとパスワードを入力して「新規ユーザー追加」を押すと、ユーザーが追加されます。
その後、ユーザー名に先ほど入力したユーザーが表示されている状態で「ユーザーの有効化」を押して、ようやくそのユーザーをSambaで使用することができるようになります。

設定が終わったら、SWATの「STATUS」アイコンをクリックして、「すべて起動」を押すとSambaが動いてユーザーのhomeディレクトリにアクセスできるようになります。


インストール時に起動スクリプトもインストールされているので、
chkconfig smb on
とコマンドを打つと、VineLinux起動時にSambaが起動します。

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SWATの設定をする

Sambaのインストール後、設定を行いますが、設定には一緒にインストールしたSWATを使いますのでまずはSWATの設定を行います。
SWATをインストールするとセキュリティ対策のため、SWATに接続できるホストがローカルホストのみに自動設定されます。
インストールしたLinuxからしか使用しない場合はこれでもOKなのですが、SWATはWebブラウザで使用するアプリケーションなので、普段使っているWindowsのIPアドレスを使用可能にしておくと、Windowsから設定できるので便利です。

/etc/hosts.allow ファイルを、vi などのテキストエディタで開いて修正します。
swat:接続を許可するアドレス
と書けばOKです。
複数指定するときは、
swat:192.168.1.2 192.168.1.3
みたいにスペース区切りで書けばOKです。
また、
swat:192.168.1.0/255.255.255.0
のように、サブネットマスクを付けて許可範囲を指定することも可能です。

以上で、設定したIPからSWATに接続できるようになります。

Webブラウザから
http://LinuxのIPアドレス:901/
とすれば、SWATに接続できます。
接続時、パスワードの入力を求められますが、ここではrootのパスワードを入れます。
間違って一般ユーザーのパスワードを入力すると、しばらくSambaの設定ができなくなります。(汗)
そんな時は、違うIPから接続しなおせば再度パスワードの入力ができます。

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2005/04/24

Sambaをインストールする

VineLinux3.1のインストールが終了し、今度はSambaのインストールを行いました。
Sambaは、LinuxでWindowsのファイル共有環境を構築できるサーバプログラムです。
WindowsのマイネットワークからLinuxに簡単にファイルを置くことができるようになります。

Sambaのインストールには、Synapticを使用しました。
アプリケーション→ システム・ツール→ Synapticパッケージマネージャ でSynapticを起動できます。
この際、rootのパスワードの入力を求められます。
つまり、一般ユーザーでログインしても、root権限でインストールできてしまうので便利です。
Linuxって、パスワードを知っていればログアウトすることなく一般ユーザーから管理者に移動できるのが凄く便利ですね。

念のためツールバーの「更新」をクリックして、パッケージリストの更新を行っておきます。
その後、samba と samba-swat のパッケージにチェックを入れて、インストールします。
samba は、ファイルサーバにするためのメインのパッケージです。
samba-swat は、sambaの設定を簡単に行うためのツールです。
sambaパッケージをインストールする時に、依存関係のことを言われますが、依存するパッケージもいっしょにインストールしてしまえばOKです。

ちなみに、VineLinux2.6では、OSのインストール時にSambaとSWATをインストールできます。

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2004/09/23

WebminでSAMBAの設定をしようとしてハマる。

Linuxって言うと、CUIでコマンド打って・・・ってイメージだったのですが、
Webminを使えばGUIで設定できる!!っつ~んで使ってみました。
英語カナ複合の画面は、初心者にはよく解らん・・・って印象です。
もっと日本語のヘルプが充実してるといいんだけど。
でも、Windowsからブラウザ使ってGUIでLinuxの設定ができるのは
お気軽だし、コマンド打つのが面倒な時などよく使ってます。

で、サーバの項目にSAMBAがあったので、WebminからSAMBAを使ってみました。
が。つ・・・使いにくい・・・。

まず、VineLinuxのSAMBAの設定ファイルのあるパスが、WebminのデフォルトのSAMBA設定ファイルのパスの位置と違うので、そこを修正しなくてはいけません。
それを知らなかったために、全然設定が反映されね~!!と数時間もがきました。(笑)
ちなみに、VineLinuxでは /etc/smb.conf が設定ファイルです。
また、どこを修正したら何がどう変わるのかも解り難い・・・。根本的な問題として、SAMBAのことに詳しくないと設定できません!!
それだったら直接設定ファイルを書き換えた方が手っ取り早いぐらいです。
WebminからSWATも使えるようなので使ってみたら、普通のSWATみたいにいろんな設定ができん!!

やぱりブラウザからSAMBAを設定するには、素直にSWAT使って設定したほうが楽です。
ヘルプもすっごい充実してるし~。

@IT Linux Tips Sambaの設定をGUIで行うには

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