Ubuntu

2023/12/31

CYBER・アーケードスティック を dmesg で見る。

サイバーガジェット の CYBER・アーケードスティック(SWITCH/PS4用)を買いました。
対応機種 が Nintendo Switch/Nintendo Switch(有機ELモデル)/Nintendo Switch Lite/PS4/PS5(※)/メガドライブミニ/メガドライブミニ2/PCエンジン mini/アストロシティミニ/アストロシティミニV/イーグレットツー ミニ/レトロフリーク/レトロフリーク ベーシック/パソコン
ってな具合の多機種対応ぶりで、でミニ系ユーザーにとっては垂涎もののアケコンです。

普通に考えてこんな他機種対応はできないので、サイバーガジェットらしくベンダーID変えたりしてんだろうなと思って、Linux(Ubuntu MATE 22.04 LTS) で dmesg -w を実行し、アケコン接続時のログを見てみました。
また、jstest-gtk でどのように表示されるかも見てみました。


素でつないだ場合
[ 462.847771] usb 5-4: new full-speed USB device number 6 using xhci_hcd
[ 463.013337] usb 5-4: New USB device found, idVendor=0e6f, idProduct=0180, bcdDevice= 1.00
[ 463.013340] usb 5-4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 463.013341] usb 5-4: Product: RetroArcadeStick
[ 463.013342] usb 5-4: Manufacturer: DPD
[ 463.038382] input: DPD RetroArcadeStick as /devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0c:00.3/usb5/5-4/5-4:1.0/0003:0E6F:0180.0009/input/input22
[ 463.038476] hid-generic 0003:0E6F:0180.0009: input,hidraw5: USB HID v1.11 Gamepad [DPD RetroArcadeStick] on usb-0000:0c:00.3-4/input0

※ idVendor=0e6f は Performance Designed Products, LLC
1
画像見ると解るように、アナログがマイナス側に倒れているため、Linuxの場合このままではまともに使えないゲームが多いかも。
Windowsではこんなことないので、接続時に、Windows か PS4 か Switch か判断してそう。
ベンダーIDは PDP として認識している。


16番(メガドラミニ)押しながらつないだ場合
[ 686.694161] usb 5-4: new full-speed USB device number 7 using xhci_hcd
[ 686.863405] usb 5-4: New USB device found, idVendor=0ca3, idProduct=0024, bcdDevice= 1.00
[ 686.863408] usb 5-4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 686.863409] usb 5-4: Product: RetroArcadeStick
[ 686.863410] usb 5-4: Manufacturer: DPD
[ 686.886486] input: DPD RetroArcadeStick as /devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0c:00.3/usb5/5-4/5-4:1.0/0003:0CA3:0024.000A/input/input23
[ 686.886575] hid-generic 0003:0CA3:0024.000A: input,hidraw5: USB HID v1.11 Joystick [DPD RetroArcadeStick] on usb-0000:0c:00.3-4/input0

※ idVendor=0ca3 は SEGA CORPORATION
2
USB HID は Joystick。ボタン数が少ない。
ベンダーIDはセガ として認識している。


17番(PCエンジン mini)押しながらつないだ場合
[ 1798.886219] usb 5-4: new full-speed USB device number 8 using xhci_hcd
[ 1799.051661] usb 5-4: New USB device found, idVendor=0f0d, idProduct=0138, bcdDevice= 1.08
[ 1799.051664] usb 5-4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 1799.051666] usb 5-4: Product: RetroArcadeStick
[ 1799.051666] usb 5-4: Manufacturer: DPD
[ 1799.070747] input: DPD RetroArcadeStick as /devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0c:00.3/usb5/5-4/5-4:1.0/0003:0F0D:0138.000B/input/input24
[ 1799.070840] hid-generic 0003:0F0D:0138.000B: input,hidraw5: USB HID v1.11 Gamepad [DPD RetroArcadeStick] on usb-0000:0c:00.3-4/input0

※ idVendor=0f0d は HORI CO., LTD.
3
ⅠボタンとⅡボタンしか使えないんだけど、ⅠボタンとⅡボタンは連射ボタンとしても割り当たっている。
つまり、PCエンジン mini用に連射機能が入っている。jstest-gtk でもボタンを押すと連射してることが判る。
ベンダーIDはHORIとして認識している。PCエンジン miniではHORIのアケコンが使えるって話だけど、こういう理由?


15番(アストロシティミニ)押しながらつないだ場合
[ 2253.750606] usb 5-4: new full-speed USB device number 9 using xhci_hcd
[ 2253.915806] usb 5-4: New USB device found, idVendor=0ca3, idProduct=0027, bcdDevice= 1.08
[ 2253.915808] usb 5-4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 2253.915810] usb 5-4: Product: RetroArcadeStick
[ 2253.915810] usb 5-4: Manufacturer: DPD
[ 2253.934860] input: DPD RetroArcadeStick as /devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0c:00.3/usb5/5-4/5-4:1.0/0003:0CA3:0027.000C/input/input25
[ 2253.934936] hid-generic 0003:0CA3:0027.000C: input,hidraw5: USB HID v1.11 Joystick [DPD RetroArcadeStick] on usb-0000:0c:00.3-4/input0

※ idVendor=0ca3 は SEGA CORPORATION
4
ほとんどメガドラミニと同じ。USB HID も ベンダーIDも同じ。
違いは、9番ボタンが CREDIT+START 同時押しになっている所。っていっても、このボタンの存在を忘れて普通に CREDIT+START 同時押しをしてしまうが。
メガドラミニのコントローラーはアストロシティミニでも使えるけど、こういう理由?


14番(イーグレットツーミニ)押しながらつないだ場合
[ 2715.775838] usb 5-4: new full-speed USB device number 10 using xhci_hcd
[ 2715.940903] usb 5-4: New USB device found, idVendor=0ae4, idProduct=0702, bcdDevice= 1.08
[ 2715.940906] usb 5-4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 2715.940907] usb 5-4: Product: RetroArcadeStick
[ 2715.940908] usb 5-4: Manufacturer: DPD
[ 2715.958004] input: DPD RetroArcadeStick as /devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0c:00.3/usb5/5-4/5-4:1.0/0003:0AE4:0702.000D/input/input26
[ 2715.958104] hid-generic 0003:0AE4:0702.000D: input,hidraw5: USB HID v1.11 Joystick [DPD RetroArcadeStick] on usb-0000:0c:00.3-4/input0

※ idVendor=0ae4 は  Taito Corporation
5
USB HID は Joystick。ミニ系は Joystick っぽい。
ベンダーIDはタイトー として認識している。
セガより表示されているボタンは多いけど、使えるボタンはほとんど同じ。(メニュー用のボタンがあるぐらい。)


12番(レトロフリーク)押しながらつないだ場合
[ 2920.051910] usb 5-4: new full-speed USB device number 11 using xhci_hcd
[ 2920.216954] usb 5-4: New USB device found, idVendor=0413, idProduct=502e, bcdDevice= 1.00
[ 2920.216957] usb 5-4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 2920.216959] usb 5-4: Product: RetroArcadeStick
[ 2920.216960] usb 5-4: Manufacturer: DPD
[ 2920.239054] input: DPD RetroArcadeStick as /devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0c:00.3/usb5/5-4/5-4:1.0/0003:0413:502E.000E/input/input27
[ 2920.239156] hid-generic 0003:0413:502E.000E: input,hiddev2,hidraw5: USB HID v1.11 Gamepad [DPD RetroArcadeStick] on usb-0000:0c:00.3-4/input0

※ idVendor=0ae4 は  Leadtek Research Inc.
6
USB HID は Gamepad で認識してる。
全てのボタンが使えるので、Linuxで使う場合はこれでつなぐのが無難かも。
ベンダーIDが LEADTEK なんだけどなんで?自社製品なのになんで?

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2023/11/05

Ubuntu Studio 22.04 の レイテンシ設定でハマった話

Ubuntu Studio 22.04 LTS にMIDIキーボード繋いでFluidSynthで音出したら遅延がむっちゃひどい。500msぐらいある。
で、QjackCtlでとにかくレイテンシを減らす設定にしたんだけど、全然変わらない。
リアルタイムカーネル使ってこの性能かよと思って愕然としたんだけど、そんなはずはない!と思って調べた。

どうやら、Jack関係の設定は、Studio Controls を使用するっぽい。
QjackCtlで設定すると、いちいちJackが再起不能になるのでおかしいとは思ってた。
で、Studio Controls からフレーム数を減らそうと設定するも、4096から変更できない。
どうやら出力デバイスがHDMIだと4096から変更できないっぽい。

この辺、MIDIやってる人なら常識的な話なのかもしれないけど、HDMIは結果むっちゃ遅延する。
出力デバイスを内蔵サウンドチップ経由にするとフレーム数を128まで減らせた。
これでJackを再起動してMIDIキーボードからFluidSynthで音出したら、ちゃんと演奏できる速度で音が出た。

ALSA_MIDIとJackのMIDIの違いとか、MIDIを使うときに初歩的な知識でハマることが多い。
とにかく、Ubuntu Studio で音出すのはハードル高すぎ。(T_T)
ネットで調べても、Studio Controls に関する日本語の説明サイトはほぼ見つからなかった。
ブラウザからYoutubeの音が出なくて挫折する人とか多いんじゃないだろうか・・・。

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2021/10/23

またしても GIGABYTE 970A-D3P マザーボード の罠にハマる。

パソコンぶっ壊れたけど直った話。 で書いたように、期せずパソコンを新調してしまったため、今まで使っていたパソコンに UbuntuStudio を入れて使おう!と思い、インストールしました。

が、Live起動してみたところ、USBのキーボードとマウスが反応しません。

もともと、このパソコンのUSBがおかしい所から騒動が発しているので、やっぱりUSBはおかしかったのではないか!?マザーボードはやっぱり壊れていたんじゃないか?って疑心暗鬼になってきました。

そうこう調べているうちに、USB2ポートが使えず、2つあるUSB3ポートは使えることが解りました。

訳分からないまま、とりあえずUSB3ポートにキーボードとマウスを繋いでインストールは行いました。

しかし、インストール後も相変わらずUSB2ポートは使えないまま・・・・。

起動時に 大量に吐かれる

device descriptor read/64, error -32

というエラーメッセージを頼りに調べていたところ、IOMMU周りらしいことが解り、解決方法を探していたところ、

AMD 970 チップセットでUbuntuが動かずハマる という記事を見つけました!

っつーか、これ俺が書いた記事やん!!

 

そう言えば、当時、外付けハードディスクでUbuntuを起動させようとして同様の問題にぶつかったことを思い出した・・・。

あの時はキーボードにPS2(プレステ2ではない)キーボードを使っていたから、動かなかったのはUSBマウスだけだったからすっかり忘れてた。

根本対応は、AMD 970 チップセットでUbuntuが動かずハマる(USB3編)で記載しているように、

GRUB_CMDLINE_LINUX="iommu=soft"

ってブートパラメータを追加するだけなんですけどね。

 

これだけで1日無駄にした・・・・。

 

 

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2021/07/13

Ubuntuのファイルマネージャーから古いNASに接続する

UbuntuのファイルマネージャーからウチにあるNASに接続できなかったので、できるようにしました。

ウチにあるNASが LINKSTATION LS-XL で、もう10年前くらいのやつなんで、

SAMBAのプロトコルがむっちゃ古いんだろうなというのは判ってました。

ちなみに、Windows XPの延長サポートが2014年なんで、それぐらいまでのNASは SMB 1.0 とか使ってるのかも。

だた、UbutnuのファイルマネージャーのWindows共有に関する設定ってのはどこにあるんだろう?

と思って調べたら、やはり普通にSAMBAの設定を使っているっぽい。

/etc/samba/smb.conf を編集すれば良さそう。

 

そこで、 グローバルセクション([global] 以下の部分)に、以下を追記しました。

client min protocol = NT1

で、ファイルマネージャーから NASのファイルが見れることを確認しました。

client min protocol については、 日本Sambaユーザ会のマニュアル  が詳しいです。

 

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2021/06/14

OpenMSX を ビルドする。

WindowsXP 時代の小型ノートPC libretto U100 に Xubuntu 18.04 と OpenMSX を入れて MSX環境として使用しています。

が、Xubuntu 18.04 の OpenMSX 0.14.0 には バグがあって、ステートセーブができないのです。これは ビルド時のTCLと環境が異なっているのが問題だそうで、ソースからビルドすると解消するとのことです。よって、最新のUbuntuでは解消しているそうです。

が、Xubuntu の 32bit サポートが 18.04 までなので、なんとかこれを使うしか無い、でもステートセーブを使いたい。

そんなわけで、Xubuntu 18.04(32bit版)で OpenMSX をビルドしてみました。

まず、ビルドに必要なパッケージを入れます。

Synaptic を使ってパッケージ build-essential を入れました。

最新のソースからビルドしようと思って git も入れたのですが、後述しますが最新版で問題が発生しました。結局、GITから旧バージョンのソースのtarを取得してビルドしました。

 

OpenMSXは英語のマニュアルが充実しており、コンパイル方法についても openMSX Compilation Guide  に詳しく記載されています。

ソースは GitHubのリリースページ  にあります。

最初は、openMSX Compilation Guide に記載されている、Git Clone を作る方法で行いました

 

ソースを持ってきて「4.1 Compilation」の記載どおりに

$ ./configure

とすると、依存関係のチェックをやってくれます。ここで no と出力されたライブラリを入れます。

マニュアルを見ると解りにくいのですが、ビルドをするので、devパッケージが必要です。

私の環境だと、

libasound2-dev
zlib1g-dev
libglew-dev
libogg-dev
libpng-dev
libtheora-dev
libvorbis-div
libsdl2-ttf-dev
tcl-dev

を入れる必要がありました。

しかし、この状態でも SDL_ttf が no になります。パッケージは入っているのになあ。

問題がある場合は derived/x86-linux-i686/config/probe.log を見るようにと出ているのでこのログを見てみると、SDL_ttf がインクルードできていないようです。

ネットで調べると、SDL_ttf のヘッダーファイルは /usr/include/SDL2/ 配下にあるにもかかわらず、パスは /usr/include/ を見ているからだそうです。

仕方が無いので、/usr/include/SDL2/ にあるヘッダーファイルのリンクを /usr/include/ に作成しました。

$ cd /usr/include

$ sudo ln -s ./SDL2/SDL*.h ./

$ sudo ln -s ./SDL2/begin_code/h ./

$ sudo ln -s ./SDL2/close_code/h ./

ようやく、

$ ./configure

で全て yes になりました!これで make できるはず!

$ make

で make すると、今度は

#include <charconv>

include できずにエラーになりました。

configure 通ったのになんでじゃあ!?

と思って調べてみると、charconv  は gcc Version 8 から使えるらしい。

Version 7でコンパイルできないことがバグ報告されており、マニュアルに記載しました!と回答されていたので確認したら、確かに

The GNU C++ compiler. Version 8 or later is required to build openMSX.

と記載されていました。

$ gcc --version

とすると、7.5.0 って出てきました。

だめじゃん・・・。

 

Xubuntu 18.04 の OpenMSX は 0.14.0 なので、GitHubのリリースページ から最新版ではなく、0.14.0 のソースを持ってきて

$ ./configure

とすると、今度は、SDL、SDL_ttf のリンクでエラーになりました。ライブラリの問題なんだろうか???

今度は 0.15.0 のソースを持ってきましたが、結果は 0.14.0 と同様。

最後の頼みの 16.0(このバージョンから先頭の0が無くなる)を持ってきた所、

$ ./configure

が通りました!

$ make

とすると、コンパイルが始まりました!どうやらうまくいったようです。ふ~。助かった。依存関係ってむっちゃ怖いなあ。

超非力マシンなんで、2時間ぐらいかけてコンパイルが完了。長い!って思うけど、その裏にはそれだけ分のコードを書いた人がいるってことだよね。

$ sudo make install

とすると、 /opt/openMSX にインストールされました。

 

さて、動作確認です。

Xubuntu 18.04 で普通にインストールできる openMSX Catapult を起動して、設定で /opt/openMSX/bin/openmsx を選択した所、エラーが!

どうやら、0.14.0用のカタパルトで16.0を動かしたからっぽいです。

がーん、カタパルトもコンパイルする必要があるのか!

 

とりあえず、ターミナルから openmsx を単体で動かして(C-BIOSで起動しますが)、ステートセーブができることは確認できました。いちおう目的は達成できそうだ。

さて、カタパルトもコンパイルしなくては・・・。

カタパルトについてもマニュアルがちゃんとあって、コンパイルは Catapult Compilation Guide  に記載されています。

カタパルトは http://openmsx.org/ から 17.0 のものを持ってきました。

カタパルトは新しいものからは古いopenMSXを起動できるのは経験上知っているので、問題無いだろうと。

不足しているパッケージ

libwxgtk3.0-dev

ibxml2-dev

を Synaptic でインストールし、config・・ っていきなり make でいいのか!?

$ make

すると、無事コンパイルされました。こちらは簡単でした。

$ sudo make install

とすると、/opt/openMSX-Catapult にインストールされます。

ターミナルから /opt/openMSX-Catapult/bin/catapult を起動すると、カタパルトが起動します。

カタパルトの setting → Edit Configuration で、/opt/openMSX/bin/openmsx を選択すると 起動しました! ステートセーブもきちんとできます!

これで libretto U100 は MSXエミュマシンとして活躍できます!

うまく動いたのを確認した所で、さきほどやむなく作った余計なリンクを削除します。

$ cd /usr/include

$ sudo rm ./SDL*.h

$ sudo rm ./begin_code/h

$ sudo rm ./close_code/h

これで完璧。

 

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2019/05/03

PC-LL750RG に Ubuntu18.04LTS をインストールしてハマる

実家からもらった NECのノートパソコン LaVie L LL750/RG 型番 PC-LL750RG なんですが、メモリーが4Gありました。
子供がフレバーじゃない素のUbuntuを使ってみたいと言ってるし、Core 2 Duo で メモリ4Gあったら、普通のUbuntuでもサクサクじゃんね。と思って、Ubuntu18.04LTS を入れることにしました。

日経Linuxの2018年7月号の付録に、豪華なパッケージに入ってたインストールDVDあったなあと思い、今こそ使うときと思ってインストールを進めました。

・・・ところが、インストール用のDVDが途中で止まってしまうのです。
drm_kms_helper が flip_done timed out ってERROR 吐いて止まってしまいます。
ネットで調べた所、こんなページを見つけました。
ubuntu forums Issue with KMS / Xorg with Intel GM965 chipset
かなり古い記事ですが、症状は似ています。
PC-LL750RG も Intel GM965 チップセットだからなあ。
GRUBのカーネルパラメータに video=SVIDEO-1:d を設定したらOKだったとのことなので、インストール用のDVD起動時にカーネルパラメータに
video=SVIDEO-1:d
を追加して起動したら、正常にインストーラが起動して、インストールも正常に終了しました。
インストーラ起動時の選択画面でeキー押したら設定ファイルが表示されるので、 quiet splash という文字をたよりにカーネルパラメータの場所を特定し、 video=SVIDEO-1:d を追加する流れです。

が、インストールした Ubuntu18.04LTS を起動すると当然同じ症状が発生します。
すごく待たされますが、いちおうログインしてデスクトップが表示される所までは行くので、GRUBのカーネルパラメータを追加することになります。
やり方は、ここの記事が詳しかったです。
Ask Ubuntu Boot very slow because of drm_kms_helper errors

sudo nano /etc/default/grub
でGRUBの設定ファイルを開いて、
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash video=SVIDEO-1:d"
みたいな感じでカーネルパラメータに video=SVIDEO-1:d を追加。
sudo update-grub
で設定を反映して、再起動、という流れです。

これで正常に起動するようになりました。

このカーネルパラメータの意味に興味があったので調べた所、以下の記事がありました。
archlinux Intel Graphics
詳しくは解らないのですが、チップセットのドライバだかなんだかが、いまだに低解像度のSVIDEO関連の設定を持っているものだから、これを明示的に無効にするようにしなければいけないという所なんでしょうか。


トラブったけど、その後Ubuntuは問題無く動いています。
普段 UbuntuMATE を使っているので知らなかったのですが、Ubuntuソフトウェア では Urban Terror とかのゲームがSnapパッケージになっているんですね。
この前にUbuntuMATEに入れようとしてパッケージ無いからオフィシャルからダウンロードしたっけなあ。
Snapだったらインストール簡単だしらくちんだよなあ。
Minecraft も ランチャーをSnapパッケージにしてくれているし、しかも内包されているJavaのバージョンが11ではなく8なのには感動しました。
8でないと外部サーバにうまく繋がらないバージョンがあるんですよ。
パッケージャの人!よく解ってる!!

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2018/11/04

Ubuntu18.04 で Assault Cube を動かす

うちの子がFPSをやってみたいと言うので、UbuntuにNexuiz を入れて遊んでました。
Nexuiz は Ubuntu ならソフトウェアセンターからインストールできるし、UbuntuMATE でも Software Boutique からインストールできるので、お気軽にFPSができます。
ネット対戦とかLAN内対戦とかもできるし、一人プレイもそれなりに楽しく、良くできたフリーのゲームだと思います。

が、さすがに飽きてきて、リアル系のFPSがやりたい!と言うようになりました。
Steam入れて探したりしたのですが、フリーとなるとなかなか見つからない。
Counter-Strike: Global Offensive Free Edition を入れてみたものの、原因不明で動かず。

ネットでいろいろ探したら、AssaultCube ってのが遊びやすいってことで、入れてみることにしました。
AssaultCubeの公式サイトから Linux版をダウンロードすると、AssaultCube_v1.2.0.2.tar.bz2 がダウンロードされるので、ホームディレクトリなどでtar.bz2を展開します。

展開したディレクトリに assaultcube.sh があるので、これを実行すれば起動します。

が・・・。エラーが発生しました。

libcurl.so.4: version `CURL_OPENSSL_3' not found

なんかこれ見たことある。
ePSXeが動かなくなったのと同じエラーだ。

ePSXeを動かすのに使った、libcurl.so.4 (libcurl3_7.58.0-2ubuntu2_amd64.deb の libcurl.so.4.5.0 を libcurl.so.4 にファイル名を変更したもの)をコピーして assaultcube.sh のあるフォルダに置き、
assaultcube.sh の最初の方に
export LD_PRELOAD=./libcurl.so.4
と記載してライブラリを強制的に読み込むようにして起動させると、問題なく動きました。

かなり古いゲームですが、今でもネット対戦している人がいて、けっこう遊べます。


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Ubuntu18.04 で Minecraft1.8.9 を起動する

Ubuntu18.04でマイクラやってるうちの子は、Skywarsサーバが好きなのですが、マイクラのバージョンを1.8.9にすると繋げないという問題が発生していました。

バージョン1.8とか、最新版(1.13.2)にすれば問題無いので、しばらくそれで遊んでいたのですが、使いたいモーションブラーMODが1.8.9用のため、どうしても1.8.9でつなぎたいと言うので調べてみました。

海外の情報で、Java8 だったらうまくいくよ という情報を見つけて試してみたら、繋げました。
マイクラのプロファイルで、openjdk8 を使うように設定します。

accessibility.properties の assistive_technologies=org.GNOME.Accessibility.AtkWrapper をコメントアウトするのはopenjdk11と同じです。


ついでに、MODの入れ方を書いておきます。
基本的にJava版の設定で行けるので、Windows版の記事を参考にすれば良いのですが、Forge のインストールがexe版の記載しか無いので困ると思います。
でも、Linuxでも簡単で、Installer版(Windows Installer版ではなく)をダウンロードすればOK。
ダウンロードしたjarファイルに実行属性を付けてダブルクリックすれば、jreで実行するか聞いてくるのでOKすると、インストールが始まります。
インストール先選択で、ホームディレクトリ配下の .minecraft ディレクトリが選択されているはずなので、そこにインストールすればForgeが入ります。
マインクラフトを起動し、マイクラのバージョン選択にインストールしたForgeが出ていれば成功です。
その後のMODの入れ方はWindows版と同じです。

この辺の記事
PC 版 Minecraft に MOD を導入する方法
とか参考になると思います。
ポイントはバニラ環境を残して、Forge用のディレクトリを作ってそこにMODを入れるところですかね。

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2018/10/27

Ubuntu MATE 18.04 で Ubuntu MATE Welcome をインストールする

Ubuntu MATE をアップグレードすると、Ubuntu MATE 18.04 で Ubuntu MATE Welcome とか Software Boutique が使えなくなります。
Ubuntu MATE Welcome が snap になったからっぽい。

Ubuntu MATE Welcome っていうか、Software Boutique はけっこう愛用していたので使いたいなと思い調べてみました。
以下のコマンドでインストール可能。

snap install --classic ubuntu-mate-welcome

snapコマンドは、sudo がいらないんだなあ。

ちなみに、インストールしてもソフトの一覧には表示されていないのですが、
システム→コントロールセンターから起動できます。


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2018/08/25

またまた Ubuntu18.04 で Minecraft が動かなくなってハマる。

先日、Ubuntu MATE 18.04 をアップデートしたら、またまた Minecraft が動かなくなりました。

前回は起動パラメータを修正して回避しましたが、今回はなんか症状が違います。Minecraft 起動直後にすぐに落ちます。

ターミナルからMinecraftを起動した所、以下のエラーが。
Exception in thread "main" java.awt.AWTError: Assistive Technology not found: org.GNOME.Accessibility.AtkWrapper

Javaのこんなエラー、今まで見たこともない。
そもそも、org.GNOME.Accessibility.AtkWrapper の GNOME って何? GNOME限定の機能ってこと?JavaにGNOME用の機能があるのか!?

解らないことだらけなので、ネットで調べたら、同じように Ubuntu で Minecraft ができない!と言っている人がたくさんいました。
でも、みんな外国人なんだけど・・・。日本人でLinuxでマイクラやってる人はいないのか!?

で、解決法が載ってました。
/etc/java-11-openjdk/accessibility.properties

assistive_technologies=org.GNOME.Accessibility.AtkWrapper
をコメントアウト(行の先頭に#をつける。)しろ、というものでした。
この通りにファイルを修正すると、問題なく Minecraft が起動するようになりました。

で、org.GNOME.Accessibility.AtkWrapper って何なのだ?
いろいろ調べてみたのですが、いまいち解らず。

解っていることは、openjdk-11-jre-headless には GUI関連の実装が無いらしく、Java SwingイベントをATKが理解できるイベントに変換するものなんだそうです。

ネットでは、openjdk-11-jre-headless ではなくて openjdk-11-jre をインストール するように!という回答もあったのですが、openjdk-11-jre も openjdk-11-jre-headless も入っているんですよね。
しかも、openjdk-11-jre って openjdk-11-jre-headless に依存していないか?
また、よく解らないのが、なんでインストールしていないパッケージが設定ファイルに書かれているのか?
根本的に解らないのが、なんで今まで正常に動いていた Minecraft が急に起動しなくなってしまったのか?

原因はよく解らないままなんですが、とりあえず解決はしました。

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